東京スカイツリーのデザイン監修でも知られる、戦後抽象彫刻のパイオニア澄川喜一の作家活動60年を総括

横浜美術館は「澄川喜一 そりとむくり」展を2020年2月15日から5月24日まで開催する。本展は戦後日本の抽象彫刻を牽引してきた澄川喜一(1931年〜)の首都圏の公立美術館で開催される初の大規模個展となる。最新作を含む約100点の作品、資料によって、60有余年におよぶ澄川の創作活動の全貌をあらためて回顧する。

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《そりのあるかたち》2018年 作家蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影: 江崎義一

彫刻家を志して東京藝術大学に進学した澄川は、塑像を中心とする具象表現の基礎を徹底的に学ぶ。彫刻専攻科を修了後、藝大で教職につきながら数々の作品を発表。やがて、木や石などの自然素材に対する深い洞察をへて、日本固有の造形美と深く共鳴する抽象彫刻「そりのあるかたち」シリーズを展開する。

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《そりのあるかたち-1》1978年 東京都現代美術館蔵 ©Sumikawa Kiichi 撮影: 村井修

一方で、公共空間における造形の分野でも精力的に作品を発表する。東京湾アクアライン川崎人工島風の塔東京スカイツリーのデザイン監修など、都市の巨大構造物に関わる多彩な仕事でも注目された。横浜市内においても野外彫刻や多くの公共造形物を手がける。具象彫刻から、やがて先鋭な抽象彫刻に転じつつ、巨大な野外彫刻や建築分野との協働へと創作の領域をひろげる澄川喜一の作品を鑑賞できる内容となっている。

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澄川喜一 撮影:内海敏晴

展示情報

展示会名澄川喜一 そりとむくり
会期2020年2月15日(土)~5月24日(日)
会場横浜美術館
休館日木曜日
時間10時~18時 、5月の金曜・土曜は20時まで  *入館は閉館の30分前まで

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