クリエイティブ思考で未来を切り開く都市型デザインフェスティバル

タイ・バンコクで都市型デザインフェスティバル「バンコクデザインウィーク2026」が2026年1月29日から2月8日までの11日間にわたり開催される。主催はタイの公的機関であるクリエイティブ・エコノミー・エージェンシー。バンコク都庁をはじめ、国内外の行政機関、教育機関、企業、クリエイティブディストリクトなど60以上の団体が連携して実施する。adf-web-magazine-bangkok-design-week2026

9回目を迎える本フェスティバルでは、「DESIGN S/O/S(デザイン・エスオーエス)」をテーマに掲げ、デザインが持つ潜在力に着目し、「What can design do?(デザインに何ができるか?)」という問いを出発点に、経済・社会・環境・暮らしの各側面における具体的な行動へとつなげていく。都市の発展や経済の活性化、ビジネスの成長といった目的に向けて、デザインを「美的要素」から「問題解決のツール」へと再定義する。

プログラム

バンコク市内の4地区(Charoenkrung - Talat Noi、Phra Nakhon、Pak Khlong Talat、Bang Lamphu - Khaosan)を中心に、市内各所で開催。会期中は、200以上のデザイン展示やショーケースに加え、国内10の教育機関が協力する30件以上の人材育成プログラム、国内外からのクリエイターによるトークイベント、ワークショップ、まち歩き、マーケット、街の雰囲気づくりのための都市演出、地元飲食店やショップとの連携企画など350を超えるプログラムが展開される。さらに16カ国以上の海外デザイナーとの国際コラボレーションも実施。都市と地域をつなぎ、持続可能な発展へとつなげる契機とする。Bangkok Design Weekは単なるアワードや展示の場ではなく、試験的なプロジェクトを社会的・経済的インパクトのあるアクションへと昇華する場であり、タイにおけるクリエイティブ産業を推進する成長エンジンとして機能している。また、バンコクは2019年にユネスコ「創造都市ネットワーク」にデザイン都市として認定され、今後も都市が抱える課題にデザインで向き合い、「survive and thrive(生き残り、発展する)」というビジョンを現実にすることを目指す。

バンコクデザインウィーク

バンコクデザインウィークは、2018年に始動したタイ最大規模の都市型デザインフェスティバルであり、毎年約40万人の来場者を国内外から迎えている。ユネスコ「創造都市ネットワーク」において「デザイン都市」として認定されたバンコクにおいて、創造的思考を社会と経済に接続する重要なプラットフォームとして機能している。主催はタイ政府系の公的機関Creative Economy Agency(クリエイティブ・エコノミー・エージェンシー)。60以上の公的・民間機関、教育機関、国際団体との協働により、展示・人材育成・ビジネスマッチング・まちづくりを通して、マーケティング、印刷、メディア、ギャラリー、ホスピタリティ、交通などの周辺分野にも波及効果をもたらしている。

クリエイティブ・エコノミー・エージェンシー(CEA)

クリエイティブ・エコノミー・エージェンシー(CEA)は創造産業の発展を目的にタイ政府により設立された公的機関。タイの経済において「創造性」を重要な推進力と捉え、プロダクトやサービスの価値を高めるための創造的アプローチの導入を支援している。各産業におけるクリエイティブ産業の成長と国際競争力の向上を目指して活動を展開している。