「プロデユース・パリ2022」にて世界最軽量10kg以下の折りたたみ電動アシスト自転車を発表

工業デザイナーでありヴェロ社の創設者であるヴァレンティン・ヴォデヴは「特許取得の軽量1.9kgフルチタンVELLOフレームと8秒折りたたみ機構により、軽量折りたたみ電動バイクの限界に挑戦し、9.9kgの軽量化を実現した。これは、自転車業界において大きなマイルストーンとなる。」と、述べ、「さらに、ヴェロは折りたたみ自転車モデルによって、ドイツとオーストリアで革新的な折りたたみ自転車ブランドとしての地位をすでに確立している。次のステップはフランスへの進出である。」と意気込みを語っている。

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VELLO ultralight electric folding bike - unfolded
Photo credit: VELLO BIKE

VELLOの折りたたみ自転車は超軽量モデル含めすべてリアハブモーター一体型のモーターを搭載

  • 電動で9.9kg(非電動で6.5kg)の軽量化
  • 8秒の高速折りたたみ
  • 20インチの大径ホイールを採用し、折りたたみ時のサイズは57 × 79 × 29cmと小型化
  • エネルギー再生
  • バッテリー内蔵のオールインワン電気モーター
  • アプリによるコネクティビティ
  • 電子モーターロック
  • 盗難場所リサーチ
  • オプションでブースト機能付き外部リモコン取付が可能

4つのセンサーを内蔵し、F1マシンで知られる独自のKERSテクノロジー(運動エネルギー回生システム)により、ブレーキ中や下り坂でも充電が可能。ヴェロ折りたたみ式電動アシスト自転車の航続距離は広く、フル充電した場合、エンジン最大出力で最大50km、フル回生モードで使用すればほぼ無制限となります。また、電動モーターに内蔵された傾斜センサーは、最適なケイデンスを得るためにモーターアシストを自動的に調整する変速機の機能を備えている。オプションとして、ヴェロ・バイクにはシュルンフ・ドライブ・ギアシステムを搭載することもできる。都市部ではスピード・ドライブ、郊外ではマウンテン・ドライブを選択できる。遊星歯車機構のスピード・ドライブでは、電動モーターの制限速度である時速25kmをはるかに超えるスピードで快適なケイデンスを保つことができる一方、マウンテン・ドライブでは、最大17%の急な登り坂も難なくこなすことが可能となっている。

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VELLO ultralight electric folding bike - unfolded
Photo credit: VELLO BIKE

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VELLO ultralight electric folding bike - folded
Photo credit: VELLO BIKE

ヴェロ社について

ヴェロ・バイクは、シティユースのために作られた高性能・超軽量な折りたたみ自転車。特に都市部での多様な要求を満たすため、プロダクトデザイナーであるヴァレンティン・ヴォデヴが、革新的なテクノロジーと特徴的なデザインを組み合わせ、自転車と公共交通機関との間の移行問題や、盗難防止など、都市部の既知の課題に対するソリューションを提供する自転車を開発。ヴェロは20インチホイールと専用に開発され特許を取得した折りたたみ機構を備え、特に軽量、コンパクト、俊敏な自転車で、公共交通機関への持ち込み、車への積み込み、飛行機への持ち込み、アパートやオフィスでの保管のために折りたたむなど、わずか数秒の間に様々な使い方が可能。2015年、ヴェロ・バイクはデザイン界最高の栄誉であるレッドドット・アワード・ベスト・オブ・ザ・ベストを受賞し、2017年には欧州プロダクトデザイン・アワード・グッドデザイン、2019年にはオーストリアデザイン・アワードとドイツ連邦・アワードのエコデザイン部門を受賞。ヴェロは、2022年にドイツ・サステナビリティデザイン・アワードも受賞している。