工芸の価値向上を目指す、ジャンルを超えた共創プロジェクト「KOGEI Next」始動

京都で美術商を営む古美術鐘ヶ江とIoTクリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援するクロステック・マネジメントによるKOGEI Nextに、ANDARTがパートナーとして連携し、協力することが決まった。

トップレベルの工芸家・職人たちとこれまで関わりの薄かった現代社会とをつなげ、支援するという「KOGEI Next」の理念に賛同し、誰もがアートと気軽に、そして濃く繋がれるために誕生した日本初アートシェアプラットフォームANDARTにて、本プロジェクトに少額から参加ができる”作品オーナー”を応募する予定。

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ジャンルを超えた共創プロジェクト『KOGEI Next』

工芸界には、アスリートのように誰も真似できない技術を持った作家が存在する。彼らの作品は、ピアノのそれになぞらえて「超絶技巧」と呼ばれている。誰にも真似できない技術や精神力、身体の動きなど日々肉体を酷使し、怪我と戦いながらアスリートの様にストイックな製作をしているが、そのことはあまり世間に知られていない。アスリートがスポーツギアや練習器具などの科学的見地を摂り入れることで、さらなるパフォーマンスが発揮されるように、共創プロジェクトではトップレベルの工芸家・職人たちをアスリートに見立て、科学的見地を制作現場に取り込むことで、彼らのさらなる進化を促し、作品をより高い次元に押し上げていくことを目指す。

先日開催のアートフェア東京への出展を皮切りとして、共創プロジェクト展覧会等でPRしながら、2025年の大阪・関西万博にて工芸とスポーツの新時代を世界に披露することを目指している。

古美術鐘ヶ江について

京都大徳寺総門(京都市北区)正面でギャラリーを運営。時代屏風、近代美術工芸品、提げ物などを中心に現代美術まで多岐の分野を取り扱っている。現代の工芸家たちと100年、200年先に古美術作品となった時に、真に誇れる作品を作ろうというプロジェクト「Japanese Sculpture Next 100 years project」にも取り組んでいる。

「KOGEI Next」について

主催古美術鐘ヶ江クロステック・マネジメント
協賛ゴールドウイン
パートナー京都芸術大学京都女子大学ANDART
アドバイザー山下裕二(美術史家、美術評論家)
広瀬麻美((株)浅野研究所・代表取締役)
前﨑信也(京都女子大学家政学部生活造形学科准教授)