2021 AZアワード応募受付開始
建築デザイン専門誌のAZUREが2011年にスタートして以来、世界中の優れた建築やデザインを見いだしながら、10年にわたりその規模や推進力を増大させてきたAZアワードが今年の募集を開始。応募締切りは2021年2月25日(火)、早期割引適用の締切りは2021年1月31日(日)。2021のAZアワードは、新たに「アーバンデザイン」のカテゴリーを設け、デベロッパーの参加を呼びかける。オンラインエントリーはホームページより可能。
10年の節目の年となった2020年のAZアワードでは、47カ国から1,200を超える建築家、ランドスケープデザイナー、プロダクトデザイナー、学生、そしてメーカーの参加があった。前例のない数の参加者より、68名の専門家からなる審査団がファイナリストを選出した。今年は、プロダクトデザイン・建築・ランドスケープ・インテリアの分野で世界的に名高い専門家たちがリモートで審査を行う。過去の審査員には、トム・メイン、ナダル・テラーニ、ニーナ-マリー・リスター、フィリップ・マルーイン、マリオン・ワイス、オマール・ガンジー、クレイグ・ダイカーズ、マイケル・ロイキンド、ブリギッテ・シムなど、錚々たる顔ぶれが名を連ねている。2021年のAZアワードの審査員にはどんな面々が登場するのか楽しみだ。
受賞者は、6月にトロントで開催予定のAZ Awards Galaで発表される。毎年、500人ほどのトップ建築家やデザイナーなど、各業界のエリートたちが一同に介し、ファイナリストと受賞者を祝福する、特別なイベントとなっている。(昨年はオンラインで実施)過去の受賞者たちは、韓国・オーストラリア・ブラジル・ペルー・日本など、遠方の国からも参加している。当イベントで毎年招待される主賓も、国際的な人選となっている。昨年の来賓には、ランドスケープ設計家のマーサ・シュワルツ、建築家のワイニー・マース、デザイナーのガエタノ・ベッシュなどが含まれていた。今後発表される今年のデザイナーにも注目が集まる。
受賞者には、毎年著名なデザイナーが作製したAZアワードのトロフィーが授与される。ルカ・ニチェット、マイケル・アナスタシアデス、マット・カー、カリム・ラシッド、オマール・アーベルなどが今までのトロフィーデザインを担当してきた。
AZUREとそのパートナーは、デザインや建築のプロフェショナル、デベロッパー、学生、メーカーなどにAZ アワードへの参加を呼びかけ、プロファイルのレベルアップや認知度アップへと繋げ、グローバルな舞台へ踏み出す一歩にしてほしいと考えている。
アワード概要
応募資格
- デザイナーおよびデザイン事務所
- 建築家、ランドスケープ設計家、建築事務所
- デベロッパー
- 大学(中等教育後の教育機関)で2020年にデザインや建築を専攻した学生
- クライアント、メーカー
- 2020年12月31日時点で完成しているプロジェクト
- プロトタイプがある、もしくは製造されているプロダクト
- コンセプトが2020年に紹介、もしくは開発されているもの
カテゴリー
- 建築:1,000㎡以上の住居、商業・公共施設、1,000㎡未満の商業・公共施設、仮設・デモプロジェクト、アダプティブユース
- ランドスケープ・アーキテクチャ:公共および私有のランドスケープ
- アーバン・デザイン:建築済および未建築の総合開発案件(商業、住居、複合用途)、インフラ、アーバン・インターベンション
- インテリア:住居空間、商業空間、公共空間
- デザイン:家具、家具システム、照明器具、照明設備、インテリア商品、建材
- 経験型グラフィックデザイン:ウェイファインディングシステム、サインデザイン、情報およびマップデザイン、ブランド・アイデンティティ
- コンセプト:未建築エントリー、コンセプト、プロトタイプ
- A+Award:2020年に大学(中等教育後の教育機関)でデザインもしくは建築を専攻した学生。優勝賞金は$5,000。
- すべてのエントリーは、社会貢献アワードおよび/もしくは環境リーダシップアワードに推薦される。それぞれのカテゴリーで優勝者を決定する。
- 社会貢献アワードは、社会格差を軽減し社会にインパクトを与える作品に贈られる。
- 環境リーダーシップアワードは、天然資源への敬意と感性がその循環利用において表れている作品に贈られる。
スケジュール
- 2021年1月4日:エントリー受付開始
- 2021年1月31日:早期割引適用受付締切
- 2021年2月25日:受付締切
- 2021年4月15日:ファイナリスト発表、Peope's Choice投票の開始
- 2021年6月:2021 AZ Awards Galaと誌面及びオンラインでの受賞者発表