日本から史上最多の7作品入賞

富士ゼロックスアジアパシフィックは、富士ゼロックスのプロダクションプリンターならびに富士フイルムのインクジェットプリンターによるデジタル印刷作品を評価するコンテスト「Innovation Print Awards(イノベーション・プリント・アワード)」を開催し、2020年度入賞作品を発表。日本からは史上最多の7作品が入賞した。

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デジタル印刷ガイド The Print Department社(オーストラリア)

Innovation Print Awardsは、2008年からアジア・パシフィック地域で開催してきたPIXI(Printing Innovation with Xerox Imaging)アワードを、本年度より名称を新たに開催したもの。審査は、印刷やグラフィックデザインなど各分野の識者で構成される第三者委員会によって行われ、作品の品質、デジタル印刷技術の活用、革新性、ビジネス有効性、全体的な美しさといった基準に基づいて入賞作品を決定。応募作品がアジア・パシフィック地域で開催される印刷関連のイベントや展示会などで紹介されるため、応募者である印刷会社やデザイン会社は、自身の技術・発想力を国際的にアピールする機会を数多く得ることができる。

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森美術館「六本木クロッシング2019展:つないでみる」公式図録 atelier gray/株式会社加藤文明社印刷所(東京都千代田区)

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NEOTOKYOZINEプロジェクト 有限会社アートビートパブリッシャーズ(東京都渋谷区)

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KATANA美術工芸品カタログ 株式会社クロスメディア(鹿児島県鹿児島市)

通算で13回目を迎えた本年度は、アジア・パシフィックの12の国と地域から242の応募があり、その中の27作品が入賞した。最優秀賞はオーストラリアのThe Print Department社の「デジタル印刷ガイド」が選出された。アジア全域で行われる唯一の印刷品質コンテスト「Asian Print Awards」の会長も務める審査員長のポール・キャラハン氏は、「ゴールド、シルバー、メタリックカラーといった特殊色によって新たな付加価値を創出し、印刷物としての差別化が図られた作品は、どれも大変素晴らしい。特殊色の活用に関する革新的アイデアは、今後数年間における審査ポイントになると確信しています。間違いなく印刷市場へ一石を投じるだろう」とコメントしている。日本の入賞作品は、富士ゼロックスのショウルーム「グラフィックコミュニケーションサービス東京」、および各地域で開催されるイベントで展示される。