約3年ぶりとなる大規模個展

諏訪敦|きみはうつくしい」がWHAT MUSEUMで2025年9月11日(木)から2026年3月1日(日)まで開催される。本展は、諏訪敦にとって約3年ぶりとなる大規模個展。新作の静物画や肖像画を含む約80点が展示され、現在に至るまでの制作活動の変遷が多角的に紹介される。

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卓越した描画技術で対象に肉薄する諏訪の作品は、徹底した取材に裏付けられ、近年では戦争で亡くなった人々や、神話や古典文学の登場人物など、不可視な存在を描くリサーチプロジェクト型の絵画制作が高く評価されている。本展は、最新の大型絵画「汀にて」を中心に、そこに至るまでの画家のクロニクルが過去の主な作品群とともに語られる。コロナ禍にはじまったアトリエでの内省と孤立、戦争や災害で揺らぐ外界をよそに、母を介護し看取るまでの静かな日々の中で、「人間を描きたいという気持ちを徐々に失っていった」稀代の肖像画家である諏訪が、再び人間を描けるようになるまでの克服の過程を開示するドキュメンタリーとなっている。

展示作品例

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アトリエ風景 Photo by Keizo KIOKU

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「汀にて Drawing 02」 2025 Photo by Keizo KIOKU

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「肉叢」 2025 Photo by Keizo KIOKU

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「emptiness」 2024 Photo by 筒口直弘

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「mother / 16 DEC 2024」 Photo by Keizo KIOKU

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「山本美香」 2014 Photo by 南高正

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「東と西」 2015

諏訪敦

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ポートレート撮影:野村佐紀⼦

画家。1967年、北海道生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。1994年に文化庁芸術家派遣在外研修員としてスペインに滞在。1995年にスペインの第5回バルセロ財団主催 国際絵画コンクールにて大賞受賞。2018年より武蔵野美術大学造形学部油絵学科教授。主な展覧会に「諏訪敦絵画作品展 どうせなにもみえない」(諏訪市美術館、2011年)、「諏訪敦 HARBIN 1945 WINTER」(成山画廊、2016年)、「諏訪敦 眼窩裏の火事」(府中市美術館、2022年)ほか。

「諏訪敦|きみはうつくしい」開催概要

会期2025年9月11日(木)~2026年3月1日(日)
時間11:00~18:00(最終入館17:00)
会場WHAT MUSEUM
休館日曜(祝日の場合、翌火曜休館)、年末年始(2025年12月29日(月)~2026年1月3日(土))※2026年1月5日(月)は開館
料金一般1,500円、大学生/専門学校生 800円、高校生以下無料
URLhttps://tinyurl.com/465f9zp3