産学官民+アーティストで、高さ約10mの巨大アートをつくる

アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)が2019年から取り組んできた、ジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹のアップサイクルを推進する活動「パンダバンブープロジェクト」。第一弾として、竹を使った巨大な建築物をつくることで知られている芸術家ワン・ウェンチー(王文志)により、2023年にはアドベンチャーワールド内に300本の竹を使用したアート作品が設置された。第二弾となる今年はワン・ウェンチーと「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN」が、アート作品の制作過程に携わるボランティアやプロジェクトパートナー(協賛)を募集し竹5,000本を使った高さ約10メートルの巨大アートの制作にチャレンジ。作品完成後の1年間に渡って、世代を超えたひと・動物・自然がつながる多彩なイベントを開催する。

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プレ作品2023年制作

ワン・ウェンチー(王文志)

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1959年、台湾生まれ。竹を使った巨大な建築物をつくることで知られている。アジア、ヨーロッパ、北米と、世界中で作品を発表し続けている。瀬戸内国際芸術祭と所縁の深いアーティスト。

CHIKAKEN(ちかけん)

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崇城大学にて出会った、「ちか」と「けん」を中心としたユニット。共に師事した内丸惠一先生の提唱する「まつり型まちづくり」をベースに、竹に穴を開けてあかり(ろうそくやLED)を灯す「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN(ちかけん)」を、2007年4月に設立。現在6名で活動している。熊本を拠点に全国各地で「竹あかり」を灯し、その土地にしかない“風景”と“物語”を創りつづけている。「人と人・人とまち・人と自然」を繋ぐ「竹あかり」が一過性の「事業」として消費されるのではなく、新たな日本の「文化」として受け継がれることを目指している。

「パンダバンブーアートプロジェクト2024」概要

期間2024年4月~2025年10月
スケジュール

5月27日 ボランティア募集スタート
6月~竹の調達・クラウドファンディングスタート
8月~アート制作開始
10月~完成・セレモニー、各種イベントスタート

参加アーティストワン・ウェンチー、CHIKAKEN
作品制作場所アドベンチャーワールド 希少動物繁殖センターPANDA LOVE(パンダラブ)エリア
URLhttps://tinyurl.com/274ft4j2