TURNフェス6「出会いが広がる」をテーマに東京都美術館とオンラインで全19コンテンツを展開
アートプロジェクト「TURN」は東京都美術館にて、アーティストとさまざまな団体との共働活動を通して生まれた表現の展示や映画上映を行うTURNフェス6「出会いが広がる」を2021年8月17日(火)から8月19日(木)までの3日間開催する。またTURNフェス2021特設ウェブサイトでは、2021年9月5日(日)まで、パフォーマンス映像や制作プロセスの紹介を行い、さまざまな表現やアーティストたちとの出会いを広げてアクセシビリティやダイバーシティに関する理解を深める機会を提供している。
東京都美術館で行われるTURNフェス6では、ひきこもり経験のある現代美術家・渡辺篤によるコロナ禍でさまざまな人とのつながりを「月を見る」ことで共有・想像する映像プロジェクションや、「12フィートの木材を持ってあるく」ことで、極めてスローな時間軸の中で身体感覚と向き合ってきた山本千愛の記録映像といった8作家と9組の展示を行う。また、路上生活経験者のダンス集団による身体表現を描いたドキュメンタリー映画「ダンシングホームレス」など全7作品を上映し、マイノリティや生きづらさを抱える人の日常や活動を映し出す。
特設ウェブサイトでは、永岡大輔と障害児者支援施設「はぁとぴあ原宿」によるワークショップや、ラッパー・マチーデフが吃音の人と取り組んだオリジナルラップの制作プロセスを公開するなど、TURNに参加する多様なアーティストによる活動や表現を動画、写真、テキスト、音声などで公開するほか、アーカイブ映像や書籍の朗読等を多彩な形で全19コンテンツを展開。また毎週土日の定時に各プログラムの見どころを紹介する「TURN TV※」、音で楽しむ「TURN Tunes※」を配信し、豊かなプログラムがナビゲートされる。
※TURN TV 2021年8月7日(土)から9月4日(土)まで 毎週土曜日13:00-14:00(全5回)
※TURN Tunes 2021年8月8日(日)から9月5日(日)まで 毎週日曜日 11:00-12:00(全5回)
TURN
障害の有無、世代、性、国籍、住環境などの背景や習慣の違いを超えた多様な人々の出会いによる相互作用を表現として生み出すアートプロジェクトとして、日比野克彦監修のもとアーツカウンシル東京ら主催で東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトの一つとして始動。2017年度より、東京2020公認文化オリンピアードとして実施。持続性のある活動のあり方を思考してきた。
「TURNフェス6」東京都美術館 開催概要
日時 | 2021年8月17日(火)から19日(木)まで |
時間 | 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで) |
開催場所 | 東京都美術館 ロビー階 第1・第2公募展示室、講堂 |
入場 | 無料 |
「TURNフェス6」オンラインプログラム
日時 | 2021年7月19日(月)から9月5日(日) |
開催場所 | TURNフェス2021特設ウェブサイト |