川崎市岡本太郎美術館「挑む 岡本太郎」展開催

川崎市岡本太郎美術館は、「挑む 岡本太郎」展を2021年4月24日(土)から7月4日(日)まで開催する。戦後、旧態依然とした日本の画壇や社会に対峙し、自らの力で新しい芸術の創造に挑んだ岡本太郎。画家として出発した岡本は、絵画という枠組みを超えて壁画や彫刻、家具や日用品に至るまで様々なジャンルに挑戦し、数多くの作品を制作した。巨大なモニュメント制作にも挑み、《太陽の塔》を代表作とするパブリックアートを日本各地に設置した。

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-2

《挑む》1980年-油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-10

《疾走する眼》1992年 油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-3

《挑み》 1980年 油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-4

《夜》 1947年 油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-5

《重工業》 1949年 油彩・キャンバス

岡本太郎は、雑誌や著作、テレビやラジオなど、様々なメディアを通じて幅広い分野にわたり旺盛な言論活動を行ったことでも知られる。岡本の発する力強いメッセージは、美術界だけでなく広く一般の人々に影響を与えた。岡本の強靭な思想は、 少年期に岡本一平、かの子という芸術一家のなかで育ち、両親と対等に議論を交わすことで培われ、青年期のパリで時代の先端をゆく芸術家や思想家たちと交流し、ともに活動するなかで身につけたもの。

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-8

《装える戦士》 1962年 油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-11

《哄笑》1972年 油彩・キャンバス

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-7

《ノン》 1970年 FRP

adf-web-magazine-endeavors-of-taro-okamoto-6

《千手》 1975年 アルミニウム

生涯をかけて時代に挑み、ジャンルを超えて多彩な作品を生み出し、メッセージを発信し続けた岡本太郎。本展では、挑み続けた岡本太郎の足跡を、多彩な作品と岡本の言葉とともに紹介する。岡本太郎の作品や言葉の数々は、現在のコロナ禍で閉塞した社会を生きる私たちをも勇気づけ、時代を乗り越えて生きる力を与えてくれる。

「挑む 岡本太郎」

会期4月24日(土)~7月4日(日)
開館時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日(5月3日を除く)、5月6日(木)、5月7日(金)
観覧料一般900(720)円、高・大学生・65歳以上700(560)円、中学生以下は無料※( )内は20名以上の団体料金
URLhttps://bit.ly/3gMOrLv