デザインの視点で循環型社会を考える16の講義プログラム公開

多摩美術大学は、東京ミッドタウン・デザインハブ内の多摩美術大学TUBにて、2023年6月7日(水)から6月30日(金)まで、誰もが参加できる講義プログラム「Tama Design University – Circular Design」を開講する。大量消費やエネルギー依存から生じる環境破壊と気候変動に関する様々な課題に対して、我々はどう向き合っていくのか。さまざまなサーキュラーにまつわる課題にデザインの力で取り組む講師を招き、最先端のデザイン領域を学ぶ。adf-web-magazine-tama-design-university-circular-design-1

多摩美術大学TUBでは、新しいデザインのヴァーチャル大学「Tama Design University」を2021年に開催した。今回は第二弾として「サーキュラーとデザイン」にフォーカスしている。誰もが参加できる学びの機会として、会場だけでなくライブ配信も行い、デザイン関係者はもちろん、研究者、今までデザインに触れてこなかった人まで、サーキュラーを一緒に考える場を目指す。

講義プログラム一覧

  • 環境デザイン「ローカルでグローバル!?市民参加型のサーキュラーデザインとは?」
  • ヴィジュアルコミュニケーションデザイン「気候危機時代にグラフィックデザイナーができることとは?」*オンラインのみ
  • 創発的デザイン「自然・精神・社会の共創を促すデザインとは?」
  • パーマカルチャーデザイン「自然(命)の仕組みから考える持続可能なデザインとは?」
  • 捨て方のデザイン「捨てることは悪なのか?」
  • デザイン考古学「人類は環境循環型社会をどのように実現してきたのか?考古学・人類学・芸術学の交点」
  • わからなさのデザイン「私たちはデザインとともに、いかにわからなくなってゆけるか?」*オンラインのみ
  • インダストリアルエコロジー「産業生態系のデザインとは?」
  • 課題解決デザイン「気候変動に対していま私たちにできること 行動変容を促すデザインとは?」*オンラインのみ

  • システミックデザイン「複雑な社会問題に対するデザインアプローチとは?」
  • 体験のデザイン「愛と共感の場をデザインするために」
  • デザイン人類学「気候変動とトランジション:デザイン人類学の視点からのアプローチ」
  • サーキュラーデザイン「気候変動時代に求められるデザイナーの役割とは?」
  • 禅の庭のデザイン「禅の庭とは?」
  • リジェネラティブデザイン「人と自然のあいだをひらく非二元論的デザインとは?」
  • 公民連携のデザイン「循環を生み出すための自治体のデザインとは?」

Tama Design University

Tama Design Universityは、誰でも学べるヴァーチャル大学。2021年、第一線で活躍する研究者・実務家を招き、デザインの新領域を知り、共に考える機会として、50のオンライン講座を実施し、無料公開。受講生が動画を視聴するだけでなく学生証発行やリフレクションができる場も用意し、新しい学びのかたちを提案。2022年度グッドデザイン賞を受賞した。adf-web-magazine-tama-design-university-circular-design-2

多摩美術⼤学 TUB

2021年4⽉、東京ミッドタウン・デザインハブに、デザインやアートが持つ創造性と美意識を社会とつなぐ場として開所。“まじわる・うみだす・ひらく” をコンセプトに、多摩美術⼤学の様々なステークホルダーや企業、社会⼈と⾏うオープンイノベーションによる新しい価値の創出、学⽣だけでなく⼦どもから社会⼈まで幅広い層に向けたデザインやアートのプログラムの提供、学⽣作品の展⽰・発信を⾏う。adf-web-magazine-tama-design-university-circular-design-3

多摩美術⼤学

⼤学概要:創⽴以来「もの派」を牽引した関根伸夫、菅⽊志雄ら、またデザイン界でも三宅⼀⽣や深澤直⼈、佐藤可⼠和など世界を舞台に活躍する才能を数多く輩出。⼋王⼦・世⽥⾕の2キャンパスに、絵画、彫刻、⼯芸、デザイン、建築、映像、演劇、芸術学など10学科と⼤学院を設置。

「Tama Design University – Circular Design」開催概要

日程2023年6月7日(水)から6月30日(金)まで
会場多摩美術大学TUB / YouTube配信
参加会場参加(無料・要申込) / オンライン参加(申込不要)