100年前雑踏のなかで輝く往時のデザイン総400点超で紹介
青幻舎は『昭和モダン広告デザイン1920-30s』『昭和モダン看板デザイン1920-30s』を7月上旬に刊行した。昭和初期の商業美術を収録した本書は、ポスター、チラシ、マッチ、あるいはショーウインドー、店舗内装、ディスプレイなどを各冊約200点を紹介。大衆の生活に入り込む珠玉のデザインは、現代の目から見てもいきいきと新鮮な魅力をたたえている。
書籍概要
大正後期から昭和のはじめにかけて、都市を中心に生活を彩る文化が花開き、街には洋品店やフルーツパーラー、カフェやバーが並び、新しい洋風のスタイルが暮らしに取り入れられてった。関東大震災からの復興、そして関西では「大大阪時代」とも重なり、日本の都市文化が大きく変貌する「昭和モダン」といわれた時代である。こうした激動のなか、人々を消費へと誘う新しい宣伝方法が活発に模索され、新しい情報やイメージを伝え、表現するための「商業美術」が登場した。人々はポスターやチラシ、看板を前に立ち止まり、高揚感をともなってそれらをみつめた。本書に収録された当時のデザインは、デザイナーのパイオニアともいえる当時の表現者たちが時代の変化にたちあい、人の心を動かそうとした模索のあとが詰まっている。いきいきとした魅力にあふれる、多彩なデザインの世界を楽しむことができる。
本書紹介
昭和モダン 広告デザイン 1920-30s
昭和モダン 看板デザイン 1920-30s
書誌情報
発売 | 2022年7月上旬 |
書名 | 『昭和モダン広告デザイン1920-30sポスター、チラシ、マッチなど。紙もの大集合!』 『昭和モダン看板デザイン1920-30sショーウインドー、店舗内装、ディスプレイなど。街角アイデア集!』 |
仕様 | B6、224頁 |
定価 | 2,420円 |