世界基準の「グリーンコンセプト」を取り入れたクリーンな新店舗が九州地区に初オープン

店舗内で使用される壁面や床面、什器などに可能な限りリサイクル材や再生可能材を使用する「グリーン コンセプト」プロジェクトでは、持続可能性と環境的配慮においての社会的責任の両立を目指す。「グリーンコンセプト」はアルマーニが企業CSR活動の1つとして始動したプロジェクトで、アウトレット店舗を対象に2019年より実施している。adf-web-magazinearmani-global-concept-shops-1

店舗内で使用される壁面や床面、什器などに可能な限りリサイクル材や再生可能材を使用する「グリーンコンセプト」プロジェクトでは、持続可能性と環境的配慮においての社会的責任の両立を目指すことを目的としている。店内の壁面パネルと、パネルに取り付けられた棚板には廃棄された家具や、木材チップなどを再利用した100%リサイクルウッドを使用。パネル表面に施された壁紙はFSC(Forest Stewardship Council)認証を獲得した素材を使用し、数々の生産過程で大量に排出されると言われる廃棄木材をブティックの内装にリサイクル使用することで、素材のアップサイクルを実現している。フィッティングルームのカーテン生地は再生ポリエステル100%の素材を、カーペットには、廃棄された漁網から作られたエコニール素地が使用されている。adf-web-magazinearmani-global-concept-shops-2

アクセサリーや小物をディスプレイする什器の側面に使用されているのはリサイクルされた紙素材で、回収紙を粉砕し固めたもので耐水性も備えている。接着する際にも天然の接着剤を使用するなど環境への配慮も行われ、模様のように見える部分は大理石の模様をイメージしている。その他、店内の多くの表面仕上げ材がリサイクル材や再生可能材で造作され、建築素材の多くをイタリア本社から取り寄せグリーンコンセプトにこだわることで、人にも環境に優しい店舗が完成した。adf-web-magazinearmani-global-concept-shops-4adf-web-magazinearmani-global-concept-shops-5

アルマーニ グループ

環境問題や貧困問題等、世界が抱える様々な問題に対して企業が社会的責任を担うことは創設価値の1つである考える。これまで長年に渡って社会、文化、環境などのさまざまな分野において積極的にその活動に取り組み、2020年11月日本を含む世界の9地域において、現地で活動する団体と協力しながら緑地を拡大し、持続可能な開発を積極的に支援することを発表した。環境問題への取り組みはロンドンの屋上緑化プロジェクト、ミュンヘンとニューヨークの公園維持へのサポート、さらに、東京やオーストラリアの一部地域、モンゴルの内陸地域、フランスの村部において、環境カルチャーの広がりをサポートする活動や植林活動など広範囲な取り組みを広げている。