「キュリー夫人」から始まる笹岡由梨子の記憶と移動の実験
demoexpoはアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート主催の文化イベント「Po!land ポ!ランド」の一環として、大阪市中央公会堂地下1階で展覧会「ポロニア × キュリー・マジック・ラボ ー 移動の力」を2025年6月15日から7月5日まで開催している。
本展は科学者・母・移民として生きたマリア・スクウォドフスカ=キュリーの人生を出発点に、移動・記憶・身体・家族・継承といったテーマを多層的に探る試みだ。注目の若手アーティスト笹岡由梨子が、ポーランドでの自身の健康診断体験をもとに、家族との共同作業で刺繍・木版・映像を用いた「関係性の実験室」を展開している。「Polonia(ポロニア)」は、キュリーが命名した元素「ポロニウム」と、世界中に広がるポーランド系移民の両方を意味する語であり、移動という行為が持つ複雑な力を象徴する。本展では移動によって生まれる新たなつながりや表現の可能性が提示される。



展示はスクウォドフスカ=キュリーが物理的・社会的境界を超えたように、笹岡の作品も移動を通じて交差する視点を紡いでいく。彼女が描き出す「移動の力」とは、分断の時代において記憶を共有し、新たな関係性を築くことへの問いかけでもある。
関連イベント
Po!land DAY(2025年6月21日 13:00〜16:00)
- 13:00〜 展示室ツアー(笹岡由梨子)
- 14:00〜 アーティスト・トーク(笹岡由梨子、ヨアンナ・ハヴロットほか)
- 15:20〜 パフォーマンス(マルタ・ジゥェク、辻井美穂)
Po!land NIGHT(2025年6月21日 19:00〜23:00 / 18:30開場)
- 会場:PARCO B2F「EXPO酒場ミナミ本店」(大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 B2F)
- 内容:トーク・ファッションイベント、ウェルカムドリンクあり
- 出演:笹岡由梨子、ヨアンナ・ハヴロット、プロジェクト参加モデル等
笹岡由梨子 プロフィール
大阪府出身。映像と絵画の接点を探り、高性能CGにはない違和感や異物感を表現に取り入れ、独自の物語を紡ぐ。緻密な構成により、懐かしさと未知の融合する独特の世界を創出。現在は関西と香港を拠点に活動。
「ポロニア × キュリー・マジック・ラボ」開催概要
| 会期 | 2025年6月15日(日)から7月5日(土)まで |
| 時間 | 11:00〜19:00 |
| 会場 | 大阪市中央公会堂 地下1階 |
| 入場 | 無料 |
| URL | https://poland2025.jp/ |

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