建築家 小林恵吾によるデザインの本棚「Curiosity Go Round」が発売

リモートワークやコクリエーション時代に求められる好奇心や創造性を誘発する本棚「Curiosity Go Round」が2022年1月31日より受注生産にて販売を開始した。デザインを担当したのは、ロッテルダムのレムコールハースの建築事務所OMAにて多数の建築を手がけ、帰国後は美術館での展示設計をはじめとして人間と空間の新しい関係性を表現し、注目を集める建築家の小林恵吾。adf-web-magazine-curiosity-go-round-1

クリエーティブプロジェクトベース代表取締役の倉成英俊が、起業して6坪のコンパクトなオフィスを持った2020年9月、建築家 小林恵吾に、特殊な本棚の設計を依頼したことで始まった、本棚「Curiosity Go Round」の制作。依頼内容は、①2500冊の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい②その本棚の中には人が入れるようにして、一人でアイデアを練る場所にしたい③壁に備え付けるのではなく、部屋の中央に置きたい④この本を置いたオフィスは、デスクワークをするのはもちろん、来社された方々とのCo-Creationが起きる場にしたい。そして出来上がった本棚「Curiosity Go Round」は、

  • 棚板の一部が伸びていて、デスクやテーブルになっている
  • 中にも入れる
  • 本以外の物も置ける

つまり本棚であり、デスクでもありテーブルでもあり、部屋でもあり、収納でもある。

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本棚の中からの写真

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座ることができるベンチ部分

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本棚の中心に入ることができる

完成後、たくさんの人たちが訪れ、本を手に取り、読み、話をし、アイデアを一緒に出し、たくさんの創造的な活動がより活発に起こるようになった。誰もが、周りをグルグル回り、中に入り、好奇心を最大限くすぐられ、「楽しい」「1日中居たい」と言う。adf-web-magazine-curiosity-go-round-2

リモートワークも含めて、働き方が大きく変わりゆく現代。何よりも発想が大事な現代。オフィスに置けば、ワクワクして働ける、新しいものが発想されるクリエーティブな場に。また、学校に置けば、いろんなことを知りたくなってしまう勉強の場へ。公共の場所に置けば、人が集いたくなる場や、ミニ図書館に。「Curiosity Go Round」は、好奇心がグルグル巡り、新しい発想を刺激する、未だかつてない本棚である。adf-web-magazine-curiosity-go-round-5adf-web-magazine-curiosity-go-round-6

小林恵吾氏 KOBAYASHI Keigo (NoRA) プロフィール

1978年東京生まれ。2002年早稲田大学理工学部建築学科卒業。2005年ハーバード大学大学院デザイン学部修士課程修了後、2012年までOMA-AMOロッテルダム事務所に勤務。主に北アフリカと中東地域のプロジェクトを多数担当。その後、早稲田大学創造理工学部建築学科助教を経て2016年より同大学准教授。設計事務所NoRA共同主宰ほか、NPO法人「PLAT」役員。adf-web-magazine-curiosity-go-round-8

本棚「Curiosity Go Round」商品概要

仕様1人使用デスク1箇所、4人使用テーブル1箇所、ベンチ1箇所、スタンディングデスク1箇所 有り
サイズ高さ: 2200mm 直径: 2500mm 最大幅: 3600mm (テーブルからベンチの対角線)
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ウェブサイトhttps://bit.ly/3HkRVPZ