「ONBEAT vol.14」名和晃平、横尾忠則、イサム・ノグチら巨匠の創作の秘密に迫る充実の内容
完全和英併記の美術情報誌ONBEATは、国際的に活躍するキュレーターの長谷川祐子を聞き手に、現代人の知覚意識を表現する彫刻家の名和晃平が、これまでの創作活動について語り尽くしたロングインタビューを収録した保存版と呼べる充実の内容で『ONBEAT vol.14』を6月29日(火)に発売する。連載は中田英寿、落合陽一、長谷川祐子、高橋龍太郎。横尾忠則やイサム・ノグチら巨匠の創作の秘密に迫る他、絹谷幸二、渡辺省亭、野口哲哉などの特集や、高橋龍太郎と小山登美夫の特別対談などを掲載する。また、好評のONBEAT限定・作品販売企画「ONBEATが推薦する注目若手作家たち」では、新進気鋭の若手作家たちの才能溢れる作品の数々が誌面を彩る。
連載は、中田英寿が日本各地を巡り世界に誇れる本物を再発見する「中田英寿 “に・ほ・ん・も・の”を探して(特集:静岡)」、落合陽一のメディアアートや写真作品を独占インタビューとともに紹介する「落合陽一の視線」、日本の現代アートの世界的コレクター高橋龍太郎が、そのコレクションにまつわる秘蔵エピソードを語る「ニッポン現代アートの価値(特集:宮永愛子)」、キュレーター長谷川祐子がアートと世界を語る「ハイパーサブジェクトアートレポート(特集:第2回タイランド・ビエンナーレ)」を掲載。
【特集】名和晃平
2011年に、それまでの活動を総括する個展「SYNTHESIS」を東京都現代美術館で開催した彫刻家・名和晃平。本特集では、そんな名和と国内外におけるさまざまなアートプロジェクトでコラボレーションしてきたキュレーターの長谷川祐子を聞き手に、「SYNTHESIS」以降、現在までの10年間の活動について、ロングインタビューを収録。現代人の知覚意識を表現する“マテリアル使いのマジシャン”名和晃平の数々の代表作品とともに、その創作の秘密に迫る。
【特集】横尾忠則
今夏、横尾忠則の大規模個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」が、東京都現代美術館で開催される。本特集では、近年の横尾の絵画作品を中心に紹介するとともに、同展の皮切りとなった愛知県美術館での企画・監修を担当した同館前館長の南雄介が、展覧会のタイトルにもある「GENKYO」をキーワードに、横尾忠則の創作の原点について考察する。
【連載】中田英寿
47都道府県を巡る旅を続けている中田英寿が、各地の伝統文化に直接触れることで見いだした日本の本物=“にほんもの”を紹介する連載企画「中田英寿 “にほんもの”を探して」の第四回は、「静岡」への旅を紹介。伝統工芸から食、建築物に至るまで、世界を旅した中田が再発見した日本文化の魅力に迫る。
【連載】落合陽一
多彩な顔を持つメディアアーティスト・落合陽一の世界を、本人の言葉や作品でひもといていく連載企画「落合陽一の視線」。第四弾となる今回は、新たに習い始めた茶道、そして「環世界の遠近法」という主題で取り組んだ「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」のことなどを、落合自身が撮り下ろした関連写真とともに紹介する。
【連載】高橋龍太郎(現代アートコレクター・精神科医)
草間彌生、村上隆、奈良美智らの、後に代表作となった貴重な初期作品などをコレクションし、現代アート界の目利きとして名高い高橋龍太郎による連載企画「高橋龍太郎のニッポン現代アートの価値」。第四回となる今回は、その高橋コレクションから “気配の痕跡を用いて時を視覚化する” 注目の現代美術家、宮永愛子の世界を、高橋の解説とともに紹介。
イサム・ノグチ 発見の道
20世紀を代表する芸術家であり、生涯を通じて彫刻の領域をいかに拡張できるかを考え続けたイサム・ノグチ。そんなノグチが、晩年に独自の石彫表現に辿り着くまでの“発見の道”を、東京都美術館で開催中の展覧会「イサムノグチ 発見の道」の展示作品の数々とともに紹介。
『ONBEAT vol.14』詳細
発売日 | 2021年6月29日(火) |
定価 | 2,000円+税 |
発行元 | AmazonおよびKindleストアにて電子版も購入可能 |
特設ページ | ONBEATサイト |