全国の職人が集う「日本工芸産地博覧会」が大阪 万博記念公園で開催
一般社団法人日本工芸産地協会が主催する体験型イベント「日本工芸産地博覧会 大阪2021」が、2021年11月26日(金)から28日(日)まで、大阪 万博記念公園で開催される。史上初となる全国50を超える工芸産地が1,000㎡の屋外スペースに一堂に会し、圧倒的な数の工芸体験を用意する。
コンセプトは「日本の工芸が、今を生きる姿を見よ。ここでの体験が全て、未来の産地をつくる」。普段は産地に行かないと見られない・体験できないものづくりの様子を特別に開放し、職人に学ぶワークショップや実演・物販、産地に根付いたフードマルシェ、工芸を学ぶカンファレンスなど、圧倒的な数の工芸体験を用意する。
職人の技を見て、話を聞き、工芸の面白さに触れ、いつか実際の産地に足を運びたくなること目指して、かつて万博が開催された大阪の地で、日本の未来における文化の礎となることを願い、開催する。
出店ブランド例
Sghr 菅原工芸硝子 (千葉県)-1932年創業、一貫して手仕事によるガラス製造を続ける。ワークショップでは「ガラス端材の箸置きづくり体験」を開催予定。
玉川堂 (新潟県)-1816年創業、銅板を金鎚で叩いて整形する鎚起銅器の技を継承。ワークショップでは金鎚で「銅器小皿製作体験」を開催予定。
Hacoa (福井県)-越前漆器の木地作りで培った技術力と伝統をベースにした木製雑貨ブランド。ワークショップでは「無垢の鉛筆づくり」を開催予定。
OIGEN (岩手県)-約170年、南部鉄瓶等をつくり続けてきた南部鉄器の老舗。ワークショップでは「鉄瓶による白湯の飲み比べ」を開催予定。
能作 (富山県)-400年伝わる鋳造技術を用いて仏具・茶道具等を製造する鋳物メーカー。ワークショップでは「錫の鋳物体験」を開催予定。
中川政七商店 (奈良県)-1716年麻織物の商いで創業後、工芸をベースにした生活雑貨を生み出す。ワークショップでは「しめ縄飾り製作」を開催予定。
出店ブランド一覧
かもしか道具店/Sghr 菅原工芸硝子/Hacoa/マルヒロ/玉川堂/能作/育陶園/HIDA/堀田カーペット/奥出雲前綿屋鐵泉堂/中川政七商店/ササキ工芸/OIGEN/注染手ぬぐい にじゆら/中村節朗石材/アルテマイスター/菊井鋏製作所/ヤマチク/弘前こぎん研究所/指勘建具工芸/和ろうそくkobe松本商店/谷口眼鏡/高野竹工/中井産業/チエモク/増田桐箱店/清原織物/すずも提灯/SOUKI/まくらのキタムラ/ISHIDASEIBOU/笠盛/鍋島虎仙窯KOSEN/FLAT(髙田織物)/箸蔵まつかん/和泉木綿/琉球びんがた普及伝承コンソーシアム/堺一文字光秀/HEP/幸呼来Japan/乾レンズ/タケフナイフビレッジ/五十嵐製紙/漆琳堂/佐藤繊維/京都絞美京/CHROMES/絞り染め体験工房 角野晒染/京からかみ 丸二/京都川端商店/伝統みらい/京都 宮井/エコノレッグ
「Lives&Crafts」工芸について考えるカンファレンス
工芸や文化について深く考えるきっかけを提供するカンファレンスを、万博記念公園の国立民族学博物館内・みんぱくインテリジェントホール(講堂)にて開催。現在開催中のドバイ国際博覧会にて日本館クリエイティブアドバイザーを務める齋藤精一、ファッションブランドmatohuの堀畑裕之、関口真希子、宗教史学者の中沢新一をはじめ多数のゲストが登壇し、講演およびパネルディスカッションを行う。
- 11月26日(金)「工芸のみらい」
- 11月27日(土)「いとなみとしての工芸」
- 11月28日(日)「いのちと工芸」
「日本工芸産地博覧会 大阪2021」開催概要
会期 | 2021年11月26日(金) 、27日(土)、28日(日) |
会場 | 大阪 万博記念公園 |
入場料 | 無料 |
ウェブサイト | https://kougei-sunchi.or.jp/expo/ |