カメラマン栗林慧によるアートインスタレーション開催
栃木県宇都宮市大谷町にある採石場跡を整備した博物館「大谷資料館」にて、「Untergrundstinme~チカノコエ~」を、2020年10月31日(土)から11月8日(日)の期間に開催。アリの目を持つカメラマン栗林慧(くりばやし さとし)がこれまで撮影してきた写真の数々を高さ20m以上ある巨大石壁に投影。会場は数々の映画やドラマ、PV、CM、音楽番組などの数々の撮影地としても有名な「大谷資料館」の奥に広がるエリア。今回は通常立ち入り禁止エリアとなっている区域を期間限定で無料開放しての開催となる。ドイツ語で「地下の声」を表す「Untergrundstinme」にふさわしい巨大地下空間の幻想的な世界と虫の世界に迷い込んだかのような力強い生命力が織りなす神秘的な空間が堪能できる。
カメラマン栗林慧 プロフィール
1939年生まれ。長崎県出身。長崎県田平町を中心に活動している写真家。自然や昆虫の新たな一面を捕らえようと独自のカメラで撮影をし、2006年には化学写真のノーベル賞とも言われるレナート・ニルソン賞、2008年には紫綬褒章を受賞するなど、その斬新的な写真は世界中で注目されている。50年以上にわたり独自に開発したカメラを使って昆虫のあらゆる表情を撮影し続けている。その活動は世界中で注目されており、「世界一受けたい授業」(NTV)や「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合テレビ)などでも紹介された。
圧倒的なスケールで撮影地としても人気の高い「大谷資料館」
開催地となる栃木県宇都宮市大谷町は宇都宮市中心部から車で約30分。「大谷石」の景観が広がり、2018年には「大谷石文化」が日本遺産に認定。神秘的な美しさを持ち、町の景観に溶け込んでいる「大谷石」は加工がしやすいことから旧帝国ホテルや宇都宮城などの建造物にも使用され、カッパドキアから大谷石の地層を調べに研究員が訪れるほど世界的にも注目されている。
「大谷資料館」は大谷石の採掘の歴史がわかる資料館としてだけでなく、広さ約2万m、深さ平均30mある巨大な地下神殿のような景観から、数多くの映画やドラマ、PVなどの撮影地、結婚式やライブなどの会場…と、多岐にわたり活用され多くの方に親しまれている地下採掘場跡。今回は特別に普段入ることが禁止されているエリアを無料開放。そこでしか見ることのできない採掘跡や、幻想的な光景を間近で体験することができる。
「Untergrundstinme~チカノコエ~」開催概要
日時 | 2020年10月31日(土)〜11月8日(日) 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
場所 | 大谷資料館横(栃木県宇都宮市大谷町909) |
入場料 | 無料 |
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