『商店建築 特別企画 NEW STANDARD OFFICE』発売
月刊「商店建築」の増刊号『商店建築 特別企画 NEW STANDARD OFFICE』が、2021年4月14日(水)に発売された。コロナ禍で働き方が大きく変化している今。ディスタンスの先にあるワークスタイルを、様々な角度から探る。
今回の増刊号では、コロナ禍がワークスタイルに与えた影響により変化したオフィスのあり方を、「生産性を向上するABW」、「創造力を豊かにするイノベーションラボ」、「異業種が提供するワークスペース」、「職住近接が可能にする新たなワークスタイル」など、さまざまな角度から探る。
巻頭の特集記事では、感染症対策を踏まえた上で、どのようなクリエイティビティーやコミュニケーション、コラボレーションを構築できるのかを紹介。デザイナーのみならず、オフィスの開設やリニューアルを検討する経営者および総務担当者にとって、これからのワークスペースを考えるための実務に即した一冊となっている。
特集記事:コロナ禍を越えて見えてきた、新たなオフィスデザイン
三井物産のベンチャースタジオ「Moon Creative Lab」は、コロナ禍を踏まえつつ、「インキュベーションの活発化」を軸にワークスタイルを変化させることで、よりクリエイティブな空間に仕上がった。
生産性が向上するABW
デジタルマーケティング、IT、HRの領域で中小・ベンチャー企業を支援する「SoldOut」の本社移転プロジェクト。コミュニケーションやコラボレーションの活性化、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考察した。
アイディアを引き出すアトリエオフィス
映像クリエイターが所属する企業「コネクション」では、個性豊かで多様なクリエイターの恊働を支える受け皿のような空間を目指し、メインマテリアルは自然を感じさせる土を採用した。
職住近接が可能にする新たなワークスタイル
設計事務所DOTEMAのオフィス。東京・世田谷の住宅街に建てた自邸1階のダイニングキッチンを、オフィスとして使用するだけでなく、コワーキングスペースとして開放している。
コミュニケーションを生み出すウェルビーイング
賃貸型物流施設「ESR市川 ディストリビューションセンター」の休憩スペースでは、パーティションに水平な切り込みを入れてたわみを持たせ、さまざまな視線の遮蔽や交錯をつくり出している。
異業種が提供するワークスペース
書店「文喫 六本木」では、多様な利用シーンに応える客席で構成された。2階「閲覧室」では、吹き抜けに面したカウンター12席を用意。何冊も携えて本と向き合い、自分とも向き合う時間に没頭することをイメージした。
『商店建築 特別企画 NEW STANDARD OFFICE』書誌情報
発売日 | 2021年4月14日(水) |
価格 | 3,300円(本体3,000円) |
版型 | A4 |
発行 | 商店建築社 |
ホームページ | https://bit.ly/3gL3qWD |