社会貢献を伴う新しい空間づくり、SOTOCHIKUプロジェクト始動

住宅や商業空間の設計施工会社のグリッドフレームは、2020年11月に東京都から経営革新計画の承認を受けたSOTOCHIKU(ソトチク)プロジェクトを、住宅及び商業空間において、今までになかった社会貢献活動を伴う新しい空間づくりとして2021年2月に本格的に始動。adf-web-magazine-sotochiku-1

SOTOCHIKUプロジェクトとは、巷に散らばる、人の営みや気候などの自然現象を記憶した素材(SOTOCHIKU 素材)を、新たな空間の中で新しい素材と共存させることで、重層的な時間が感じられる豊かな空間を創出。素材の循環構造をつくることによる新しい消費再生システムの構築を目指し、更にその素材をNPO法人への寄付を前提として集める、という今までにない取組み。

空間に用いるSOTOCHIKU素材は、魅力的な外観を持つものであれば建材に限らず、広く一般の人々より、スマホやPC からアップロードできるシステムでネット上に集められる。それらを素材候補としてストックすることで、在庫を持たずに独自の素材プラットフォームを構築することが可能となる。

空間づくりの材料として活かすことが実現した場合は、発生した材料費がNPO 法人へ寄付され、ドナーは寄付控除を受けることができるという、関係するすべての人が得をするシステムとなっている。adf-web-magazine-sotochiku-2adf-web-magazine-sotochiku-7

SOTOCHIKU コンセプト

外部性を新しい空間に持ち込み受け継いでいく循環構造

  1. 捨てられるかもしれない素材(SOTOCHIKU素材)を採取
  2. 自社工場で加工し、商業/住宅空間等で再生
  3. それらがまた解体される際に、一部を再利用

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SOTOCHIKUの事例

  • 工場の床に敷かれていた鉄板には、さまざま作業で付いた傷や汚れに、職人たちの営みが記憶されている。この鉄板を素材に靴箱を作製。
  • 外に転がっている石は、数えきれない年月を雨風や太陽に晒されながら、苔が付いたり泥が付いたりを繰り返してきた。この石を「洞窟にこもりたい」と望んだ施主の住宅の壁に利用。
  • 鉄スクラップは、機械に引きずられたり叩かれたり、雨風に晒されているうちに、世界にひとつしかない素材となる。これを元に壁用素材として生まれたシステムパーツ、グリッドフレームは、SOTOCHIKUの最初の事例ともいえる。

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