最優秀賞はフランス・パリ現地視察旅行
リビングCGは「モバイルアーキテクチャー」をテーマに、21世紀の今日に求められる自由を実現する建築を求めるLumion Competition 2021を2021年9月6日(月)から11月7日(日)まで開催する。コンペティションに先立ち、全審査員が参加するトークセッションを2021年10月6日(水)18時から実施を予定し、参加者を受付ている。最優秀賞を受賞者はフランス・パリ現地視察旅行の権利が与えられる。
コンペ審査員
審査委員長:遠藤 秀平(遠藤秀平建築研究所 / 神戸大学名誉教授)
審査員:豊田啓介(Noiz)、竹口健太郎(アルファヴィル一級建築士事務所)、吉田哲(社日建設計)、栗村実(ナインマイルズ)
テーマはモバイルアーキテクチャー
戦争や経済変動による難民を受け入れた「アジール・フロッタン」が接岸する河川敷を敷地としている。アジール・フロッタンとはル・コルビュジエがリノベーションした動く建築。コルビュジエは社会的弱者である難民に対称性の高い、理想的な近代的空間を提供した。そこで、現代における自然災害や人為的な混乱を克服するための建築が求められる。現在我々を取り巻くコロナ禍における混乱においても、外部環境と我々の活動との拡張性も求められている。またセーヌ川の岸辺は2024パリオリンピック会場の開会式に想定されるなど、祝祭空間としても注目されている。
コルビュジエがアジール・フロッタンで提案したことが自由(生きることや動くこと)のための建築であるとすれば、21世紀の今日に求められる自由(自らを守ることや交流すること)を実現する建築について考察することが求められる。