建築家 隈研吾がデザインした椅子が北海道東川町のふるさと納税返礼品に

建築家・隈研吾がデザインし、北海道東川町の家具事業者が製作した2種類の椅子が、東川町のふるさと納税の返礼品として登録された。2022年11月4日より寄附の募集を受け付けている。隈研吾がデザインした2種類の椅子「スケスケ」と「マゲマゲ」は、「スケスケ」をウッドワークが限定10脚で製作、「マゲマゲ」をプレステージジャパンが50脚製作した。

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「スケスケ」製作:ウッドワーク/ 「マゲマゲ」製作:TIME & STYLE

世界的建築家の隈研吾と東川町は、隈研吾&東川町「KAGUコンペ」の開催や隈建築都市設計事務所の新拠点を東川町が建設した「KAGUの家」に開設するなど様々な連携を進めている。新型コロナ感染症の拡大から急速に普及したリモートワークでの働き方が日常となり、ワークスタイルが多様化する中で、固定された職場からの解放など、隈氏が新たなオフィスの在り方を提唱するとともに、国内有数の家具産地である東川町との建築と木工家具が連携することにより地域経済の発展を図ることも期待されている。今回は、その取り組みの一つとして、隈がデザインし、高い技術を持つ東川町内の家具事業所が制作したオリジナル椅子の開発が実現。約1年かけてついに完成した。

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「スケスケ」製作:ウッドワーク

東川町の雄大な自然と家具の技術力の高さに出会って、この町だからできる椅子を造りたいと思いました。

スケスケは東川町の自然に溶けてしまうような、繊細さを追求しました。3ミリという薄い材料を紡いで出来上がった椅子は、東川町の家具の技術力の高さを発信できたと思います。

マゲマゲは9ミリという極薄の積層合板を曲げて接着することによって、薄さと強度を両立し、しかも、人間の体の曲線に馴染む、有機的なカーブを持つ椅子になりました。

隈研吾

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「マゲマゲ」製作:TIME & STYLE

隈研吾デザインの椅子「スケスケ」

3mmの木材を紡ぐことで現れた、東川町の自然に溶ける椅子

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「スケスケ」製作:ウッドワーク

  • 寄附額:2,000,000円
  • 製作:ウッドワーク
  • 数量:限定10脚
  • ※隈研吾直筆サインをしたプレートに、シリアルナンバーを記載(1/10~10/10)
  • 原材料:ブナ
  • 発送時期:11月上旬より随時発送
  • 商品申込先:東川町ふるさと納税サイト
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「スケスケ」製作:ウッドワーク

隈研吾デザインの椅子「マゲマゲ」

一般的な建築資材である合板を曲げ加工して作り上げた、やわらかい椅子

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「マゲマゲ」製作:TIME & STYLE

  • 寄附額:300,000円
  • 製作:プレステージジャパン(商品ブランド:TIME & STYLE)
  • 数量:50脚
  • ※隈研吾直筆サインをしたプレートに、シリアルナンバーを記載(1/50~50/50)
  • 原材料:シラカバ、トドマツ
  • 発送時期:12月より随時発送
  • 商品申込先:東川町ふるさと納税サイト
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「マゲマゲ」製作:TIME & STYLE

なお、「スケスケ」「マゲマゲ」は、2022年11月3日から23日まで東川町複合交流施設「せんとぴゅあⅠ」にて開催されている「隈研吾スモールプロダクト展」にて閲覧できる。adf-web-magazine-kengo-kuma-higashikawa-sukesuke-magemage-3

本展では、建築デザインに共鳴するかたちでうまれた隈研吾のプロダクトの数々を展示。日本伝統工芸の技術や素材に影響を受け、海外にも紹介されてきた隈のスモールプロダクト、極小のモノのデザインをプロダクトと建築写真で見る展示となっている。