泊まって学べる名住宅

新宿職安通りに半世紀以上にわたり威容を誇る「軍艦マンション」を設計したことでも知られる、異端の建築家・渡邊洋治(1923-1983)。渡邊の遺作で、出身地である新潟県上越市で設計した「斜めの家」(1976年竣工)はほぼ設計当初の姿を保っており、2013年頃より所有者の好意により地元有志による見学会が時折開催されてきた。

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斜めに傾いた銅の箱が宙に浮かんだように見える北側外観

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斜めの家の特徴的なスロープ空間 階段の無い2階建て住宅である

渡邊洋治生誕100周年となる2023年に継続的な保存と活用を目指しクラウドファンディングを実施、設備修繕が行われ、2025年3月より一般向けの宿泊受付体験の受付を公式サイトから開始している。そして2025年5月には、「斜めの家」の保存・活用を支援する運営する団体「ナナメの会」の会員むけにガイド付き内覧会開催が予定されている。「ナナメの会」への入会費・会費は不要。内覧会は事前予約制で専用フォームから申し込みができる。

「斜めの家と地域の建築文化」ガイド付き内覧会 開催概要

日時①2025年5月11日(日)13:00〜15:30
②2025年5月28日(水)13:00〜15:30
会場「斜めの家」 新潟県上越市大豆2丁目2−18
講師中野一敏(ナナメの会代表/建築家・一級建築士)
申込フォームhttps://tinyurl.com/3j6yz2aj
URLhttps://tinyurl.com/yc35fwmh