ロロ・ピアーナ 銀座店にて「青木淳展 – The Touch Of Architecture」を開催

昨年、東京の銀座中央通りにオープンした「ロロ・ピアーナ 銀座店」を設計した建築家 青木淳のキュレーションによるエキシビション「青木淳展 – The Touch Of Architecture」が2021年4月16日(金)から5月9日(日)までロロ・ピアーナ銀座店の4階で開催される。adf-web-magazine-loropiana-aoki-exhibition-3

銀座の街並みの中、空に向かってうねりを見せる「ロロ・ピアーナ 銀座店」の細く長いファサードは、控えめながら特殊な輝きを放つ。この印象的なファサードを設計した建築家 青木淳は、ロロ・ピアーナが誇る素材の究極の手触りからインスピレーションを得て、非常に柔らかで滑らかな肌触りを建築という硬い物質で表現する、相反するコンセプトに挑戦した。adf-web-magazine-loropiana-aoki-exhibition-2

今回のエキシビションでは、普段はVIPルームとして使用されている最上階を一般公開し、この印象的な銀座店のファサードのデザインが、青木の思考の中でどのように生み出され、実際に形となったのか、その誕生までのストーリーを紹介する。デザインのインスピレーション源となったロロ・ピアーナの歴史とDNA。世界に誇る最高品質の素材によって極上の「Touch-手触り」を生み出すブランドの真髄と、その手触りからインスピレーションを得たファサードが誕生するまでの過程を青木がキュレーションし、視覚と触覚の両方で演出する。adf-web-magazine-loropiana-aoki-exhibition-4

製品に触れてまず印象的だったのは、ビキューナやベビー・カシミヤといった貴重な素材の感触でした。非常に滑らかで、素肌にふれてもチクチクしない、これまで体験したことのないものでした。温かみがあるのだけどシャープで、視覚的に表現するならば光沢に近いとおもいました。ブランドカラーであるクンメルも、レンガ色なので温かく重みがあるのだけれど、生地に触れるとツルっとしています。本来共存しそうにない要素が、ロロ・ピアーナでは共存し得るのです。

建築家 青木淳

 

青木淳 プロフィール

日本の建築家、アーティスト。東京大学を卒業後、磯崎新アトリエに勤務。その後1991年に「面白そうなこと」を手掛けたいと東京に青木淳建築計画事務所を設立。公共建築、商業施設、個人宅など多方面で活躍。アートインスタレーションや出版物の作成も手掛ける。主な作品は、ルイ・ヴィトンの世界各地の主要店舗、遊水館のプール施設(1993年)、潟博物館(1997年、日本建築学会賞作品賞を受賞)、青森県立美術館(2006年の国内オープンコンペティションで最優秀賞を受賞)。2005年に文化庁芸術選奨新人賞を受賞。

ロロ・ピアーナについて

世界最高級の原材料を使い、最もこだわりの強い顧客のためにウェアやアクセサリーをイタリア国内で製造し、国際ネットワークを用いて直営店、ウェブサイト、厳選されたセレクトショップを通じて販売。テキスタイル業界におけて6世代にわたり蓄積した豊かな経験に基づき、ロロ・ピアーナを高級素材や繊維生産のマスターとして、市場トップの地位を築いてきた。adf-web-magazine-loropiana-aoki-exhibition-1

「青木淳展 –The Touch Of Architecture」開催概要

会期2021年4月16日(金) ~ 5月9日(日) ※4月24日(土)と25日(日)は15:00-20:00までイベントのためクローズ
会場ロロ・ピアーナ 銀座店 東京都中央区銀座3-5-8
営業時間11:00 - 20:00 (最終入場:19:30)
URLhttps://bit.ly/3wWdgKA