会場は登録有形文化財kudan house
3回目を迎える「CURATION⇄FAIR Tokyo」が、2026年1月23日(金)から2月15日(日)まで開催されることが決定した。展覧会は1月23日(金)〜2月8日(日)、アートフェアは2月13日(金)〜2月15日(日)で、会場は第1回から続くkudan houseとなる。
「CURATION⇄FAIR Tokyo」は、作品の背景にある「価値」と、社会と交わる「流通」をつなぐアートの取組として、2024年のスタート以来、展覧会やアートフェアを通じて新たな鑑賞体験を提供してきた。これまでの取り組みを土台に、第3回となる今回も展覧会やトークプログラム、アートフェアを介して、訪れる方々に新鮮な発見と多彩な体験をもたらしてくれる。
展覧会のキュレーターは第1回から引き続き遠藤水城が手がける。今回を持って最終章となるが、雨宮庸介、五月女哲平をはじめ、李朝白磁から近代洋画まで、多彩な作品を登録有形文化財「kudan house」の歴史的建築と重ね合わせ、過去と現在が行き来する新鮮な展覧が企画されている。
アートフェアにはANOMALY、KANEGAE、しぶや黒田陶苑、TARO NASUをはじめとするギャラリーが参加を予定しており、来場者は展示作品を購入できる。展覧会と連動することで、作品の背景や文脈を理解しながら、実際のアートマーケットに触れる体験が提供される。
入場チケットは12月上旬よりオンラインで販売開始予定。
展覧会キュレーター
遠藤水城(えんどう・みずき)
1975年札幌生まれ。art space tetra(2004年・福岡)、Future Prospects Art Space(2005年・マニラ)、遊戯室 (2007年・水戸)などのアートスペースの設立に携わる。2005年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」をイタリアで受賞。アーカス・プロジェクト、HAPS、KACCOなど芸術家支援プログラムのディレクターを歴任。2017-2020年は、ハノイに新しく設立された Vincom Center for Contemporary Art の芸術監督を務めた。国際美術評論家連盟会員。
参加作家例
雨宮庸介(あめみや・ようすけ)
1975年茨城県生まれ。2013年アムステルダムのサンドベルグインステテュートにて修士課程を修了。その後ベルリンに拠点を移し10年ほど拠点にしていた欧州から2022年に帰国、現在山梨県在住。ドローイング、彫刻、パフォーマンスなど多岐にわたるメディウムによって作品を制作。リンゴや石や人間などのありふれたモチーフを扱いながら、超絶技巧や独自の話法などにより、いつのまにか違う位相に身をふれてしまう感覚や、認識のアクセルとブレーキを同時に踏み込むような体験を提供している。「Reborn-Art Festival 2021-22」「国東半島芸術祭」などの芸術祭、国内外の美術館での展覧会に多数参加。
五月女哲平(そうとめ・てっぺい)
1980年栃木県生まれ。2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。絵画を中心に、写真、映像、立体など、様々なメディアを横断的に制作している。個人的な記憶や経験を紐解きながら、そこから掬い上げられた時間や歴史、印象に形を与える。近年の主な個展に、「GEO」(art cruise gallery、2024)、「our time 私たちの時間」(青山目黒、NADiffa/p/a/r/t、void+、東京、2020)、「絵と、 vol.1 五月女哲平」(gallery αM、東京、2018)。主な展覧会に、「猫のほそ道」(豊田市美術館、2023)、「MOT コレクション 第2期 ただいま / はじめまして」(東京都現代美術館、2019)、「裏声で歌へ」(小山市立車屋美術館、栃木、2017)などがある。
アートフェア出展ギャラリー
- ANOMALY
- ギャラリー広田美術
- KANEGAE
- MA2Gallery
- MISAKO & ROSEN
- しぶや黒田陶苑
- ギャラリー 志
- 瞬生画廊
- TARO NASU
- 東京画廊+BTAP
- Wa.gallery
- WAITINGROOM
ほか約20軒が予定されている。
「CURATION⇄FAIR Tokyo」開催概要
| 会期 | 2026年1月23日(金)~2月15日(日) |
| 会場 | kudan house |
| URL | https://tinyurl.com/22hh49u7 |

日本語
English



