カール・ハンセン＆サンよりCH24 (Yチェア) 2022年限定記念モデルが1日限定で発売される

カール・ハンセン&サンは2022年4月2日の家具デザイナー ハンス J.ウェグナーの108回目の誕生日を祝い、限定記念モデル「CH24 BIRTHDAY CHAIR 2022」を2022年4月4日（月）のみの一日限定で発売する。今年は認証を受けたチーク材とオリーブなめし革を組み合わせたアイコニックで新しい印象のCH24（Yチェア）。

天然素材ゆえに経年変化していくチーク材とレザーにより、一脚一脚が異なる表情をみせるまさに一点もの。オイル仕上げのチーク材は暖かみのあるゴールドのような色合いを放ち、時とともに美しく艶を増していく。環境にやさしいオリーブエキスでなめしたソフトなアニリンレザーのシートとエレガントに調和してレザー部分の構造をユニークに浮かび上がらせる。オリーブの葉の色素はアニリンレザーにより吸収の度合いが異なるためそれぞれの椅子に独自の表情が生まれた。

CH24 ハンス J. ウェグナー バースデー限定記念モデル

デンマークのデザイナー ハンス J. ウェグナーの生涯にわたる業績を讃えるため、一日限定で発売されるCH24（Yチェア）のスペシャルエディション。本物であることを証明する証明書とハンス J. ウェグナーのサインと誕生日が刻印された小さな真鍮製のプレートがチェアのフレームの内側に付いている。発売年によって仕様が異なる、その年限りの限定モデル。

カール・ハンセン & サンのCEOクヌード・エリック・ハンセンのコメント

世界的なデザインの名作であるCH24 (Yチェア) は人々の心に深い印象を残す存在であり、新しい素材で挑戦する可能性を秘めています。ウェグナー自身も生涯を通じて同じテーマによるさまざまなバリエーションを試し、デザインの完成度向上と展開にたゆまず取り組んでいました。ウェグナーは1950年代から1960年代にかけて、しばしばチーク材を用いていました。カーボンフットプリントの改善に向け、木材とレザーがともに環境認証を受けている現代において、その偉業を継承していくのはごく当然なことだと考えています。今回いずれも認証を受けたチーク材とオリーブなめし革を使用した限定記念モデルを発表できることを誇りに思います。

ハンス J. ウェグナーについて

デンマークを代表するデザイナーハンス J. ウェグナーは、20世紀を代表する世界的な家具デザイナーの一人。椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインし、その多くが現在名作として国際的に高い評価を受けている。1914年に靴職人を父にデンマークとドイツの国境の町、トゥナーに生まれ、家具職人 H.F スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。3年後コペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍した後デザイナーとしての活動を開始。ウェグナーならではのフォルムや美しい接合部を創り出す基盤となっているのは家具職人としての技術と知識。そして美的センスは木材への深い造詣と天然素材への探究心がベースとなっている。これらのことが、ウェグナーならではのミニマリスティックでありながら温もりのある、オーガニックなフォルムを創り出している。ラニングアワード、ミラノトリエンナーレグランプリ、スウェーデンプリンスオイゲンメダル、デンマーク王立芸術アカデミーエッカースベルグメダルなど、数々の名だたるデザインアワードを受賞している。王立美術大学からは名誉学士号が贈られているほか、英国ロンドンの王立工業デザイナー協会の名誉会員にも選出され、その作品はニューヨークのMOMAからミュンヘンのディ・ノイエ・ザムルングまで世界中の著名な美術館でコレクションされている。