デザインスタジオd'Armesの新しい照明コレクションがミラノデザインウィークに登場
ミラノデザインウィーク期間中のフォーリサローネにて、Archiproducts Milanoで開催される「Future Habit(at)」の展示に、カナダの照明ブランドd'Armesの新コレクションが登場する。今回新たに登場するのは、Gigiコレクションと、Etat-des-Lieuxライティングシステムの2つ。また、アイコニックなRaコレクションより、シーリングライトのRa Pendantも展示される。
Gigiコレクション
今年の春、ガラス製品を手掛けるモントリオールのスタジオVerre d'Ongeとのコレボレーションにより誕生したコレクション。このArchiproductsミラノの展示で、ついに、吹きガラス職人による繊細なオブジェの実物を鑑賞することができる。
フロアランプとテーブルランプのエレガントな形状と、洗練されたディテールは、乳白色と透明感が混在する素材で表現されている。手吹きガラス職人が表現する細やかな陰影やグラデーションが、都度違った表情を見せる。喜びと柔らかさを空間にもたらすオブジェである。
クラシックなガラスランプの再考を探求すべく、スタジオd'ArmesとVerre d'Ongeは、ガラス作りの限界を押し広げ、モニュメント的なアート作品として、Gigi Grandeを作製した。
Etat-des-Lieux
スタジオd'Armesの革新的なシルエットの新しいハイエンドシステム。サスペンションライトの常識を覆す、大きな伝導バンドが手吹きガラスを支える構造。V字、または垂直にぶら下がるバンドは、空間を大胆に分断し、そこから見える景色に変化をつける。多様な高さ、角度、形のヴァリエーションにより、デザイナーの遊び心を刺激し、創造的なプロセスへと導く。
Etat-des-Lieuxを用いて、スタジオSalarisが「Archiproductsミラノ」の階段の高い吹き抜けに創り上げた空間は、必見である。
Etat-des-LieuxはArchiproductsデザインアワード2020を受賞している。
Ra Pendant
人気のあるアイコニックなRaコレクションを代表するシーリングライト。スタジオSalarisによって、「Future Habit(at)」の展示に選ばれた。スタジオd'Armesのクラシカルな商品で、流行に左右されないタイムレスなデザイン。職人の手による、シンプルでミニマルなラインが、独特の個性と存在感を生んでいる。まるで空中に浮かんだ神秘的な光の輪が空間を照らしているようである。
スタジオd'Armesについて
d’Armesは、独特の詩的なアプローチで謎めいたモダンな光の構造を作成する照明のデザインスタジオ。カナダ東部、山々と湖に囲まれた街の一角にスタジオを構え、そこで、専門家、デザイナー、職人のチームが、ユニークな感情を刺激する、タイムレスな作品を織り上げている。