銭湯空間でアート ART BY SANSAKI、林樹里、KASAの共同作品

墨田区の銭湯・大黒湯黄金湯にて、ART BY SANSAKI、林樹里KASAがチームを組んで作品を発表した。ツムラのバスハーブ(医薬部外品)をつかったお風呂が期間限定復活している期間中、浴室内という特殊な環境で作品を体感することができるコラボイベントは2023年5月28(日)まで開催する。

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大黒湯

「ツツマレル。」

90年の伝統を受け継ぎながらも、現代において新たな挑戦を続ける大黒湯と黄金湯。その空間に、ディレクター・ART BY SANSAKIの大野義高、日本画家・林樹里、建築家ユニット・KASAのコヴァレヴァ・アレクサンドラと佐藤敬がチームを組み、作品を表現。古来より衣類や入浴具などを包み運ぶために用いられてきた風呂敷から着想を得て、「ツツマレル」をテーマに銭湯の空間を彩る。

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玄関先の鮮やかな暖簾

大黒湯では色鮮やかな暖簾が風になびき、浴室壁面には富士山の前景を飾るように作品が立ち現れ、黄金湯では男湯女湯をまたぐように無数の風呂敷が宙を舞い、両銭湯は草木を連想させる作品にツツマレる。作品に用いた風呂敷はその後人々の手に渡り、何かを「ツツム」様子が街に広がる光景をイメージしている。風呂敷から空間まで、さまざまな大きさで「ツツマレル」が展開される。

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富士山の前景を飾る

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無数の風呂敷が宙を舞う

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風呂敷の重なり

大野 義高(Yoshitaka Ono)

ART BY SANSAKIディレクター。東京・谷中でさんさき坂カフェを経営しながら、アートを軸に様々な活動を行うART BY SANSAKIを主宰。ジャンルを問わず様々なアーティストの展示を企画。そのほかにも、食・音楽・旅など多様なテーマのイベントを年間200以上開催する。また、自身の店舗にとどまらず、ホテルや銭湯、地方からも依頼を受けアートディレクションを行っている。写真家としても活動する。

林 樹里(Julie Hayashi)

日本画家。1989年大阪府生まれ。東京藝術大学芸術学科を卒業後、2018年同大学院保存修復日本画博士後期課程取得。在学時より江戸時代の琳派の植物画を中心に、実技的見地を踏まえて研究を行う。「おのずから現れるもの」、「うつろうもの」をテーマに、伝統的な日本画の技法・材料を用いて植物・風景・抽象を描く。主な個展として2022年「林樹里個展-andante-」(広島そごう)、「transient」個展(東京月島・Gallery Art Composition)、2023年「2023 Spring MITSUKOSHI Art Selection 林樹里 特集」(日本橋三越)、「luftig」個展(上野松坂屋)などがある。

KASA / KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS

建築家ユニット。主な作品に「ヴェネチア・ビエンナーレ ロシア館の改修」(ヴェネチア)、「小石川のアトリエ」(東京)、「ものがみる夢 - 海の庭と島の庭 -」(香川 / 瀬戸内国際芸術祭伊吹島での作品)など。Under 35 Architects exhibition 2022「伊東賞」、第21回三重県文化賞「文化新人賞」、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021「特別表彰」、第38回SDレビュー2019「鹿島賞」を受賞。2022年より小石川植物祭総合ディレクターを務める。

コヴァレヴァ・アレクサンドラ(Aleksandra Kovaleva)

1989年モスクワ生まれ。2014年モスクワ建築学校MARCH大学院修了。2014-19年石上純也建築設計事務所勤務。2019年KASAを設立(共同主宰)。2021-22年東京藝術大学COI嘱託研究員。

佐藤敬(Kei Sato)

1987年三重県生まれ。2012年早稲田大学大学院修了(石山修武研究室)。2012-19年石上純也建築設計事務所勤務。2019年KASAを設立(共同主宰)。2020-22年横浜国立大学大学院Y-GSAにて設計助手。2023年より横浜国立大学非常勤講師。

「ツツマレル。」開催概要

大黒湯2023年05月03日(水)から05月15日(月)まで
黄金湯 2023年05月16日(火)から05月28日(日)まで