Hyphen(ハイフン)コレクション
デザイナーのアレクサンドル・ヨンカスとジルダス・ル・バーズが率いるケベック州の照明ブランドのダルム社は、ハイフン・ペンダント、ハイフン・テーブル・シンプル、ハイフン・テーブル・ダブルの3点からなるモジュラー照明コレクション、Hyphen(ハイフン)を発表する。この新コレクションは2022年5月15日から17日までニューヨークのジャビッツセンターで開催された今年の国際現代家具見本市(ICFF)で初公開された。
ハイフンは古代ギリシャ語のőφ' ĕν (huph' hén) に由来し、温かく柔らかく繊細な磁器と、冷たく強く輝かしいスチールという相反する二つのものが一つになることを意味している。それぞれの作品はクロマティックブラック鋳鋼、ブラストブラック鋳鋼、マットホワイト磁器などの仕上げられている。
ハイフンの曲線的な照明器具は、吊り下げたり、スタンドライトとして使用することができ、吊り下げるタイプでは2つの円筒形のボディがピボットで結合され、ソフトな光で部屋を照らす。また、スタンドライトは1つまたは2つのパーツに分割して配置することでさまざまなアレンジが可能で、ワンタッチで調光を調節する機能も搭載され、使いやすさも追求されている。他のダルム社の照明器具と同様、ハイフンはケベック州モリンハイツで設計・製造されている。ハイフンに使用されている磁器は専門家や熟練した地元の職人と緊密に連携するダルム社の哲学に忠実に、同郷の陶芸家グレタ・ヨンクヘールがその専門知識を活かして製作し、コレクションの開発に役立てた。コレクションはカスタムメイドの磁器の型を使い、ひとつひとつ丁寧に作られ、数日間にわたる製造工程を経て完成する。また、ハイフンはサステナビリティにも考慮され、リサイクル・再生・生分解可能な段ボールでできたプラスチックフリーのパッケージに入れられ、世界中にカーボンニュートラルな輸送手段で届けられている。
d'Armes(ダルム)社について
ダルム社は独特なアプローチでミステリアスでモダンな照明を創り出すデザインスタジオ。カナダ東部の湖と山の間に位置し、専門家、デザイナー、職人からなるチームがユニークな要素を用いて洗練された個性的な、時代を超えた照明を作り出し、独特の魅力を引き出している。また、グレタ・ヨンクヘールはカナダ・ケベックを拠点とする陶芸家で、花瓶、ボウル、ジュエリーなどの陶磁器オブジェで有名な作家。ケベック州ノワレ湖畔にある自身のスタジオでは陶芸教室も開催している。