石岡が飽くなき情熱を刻み込んだ400点以上の作品を一挙公開

兵庫県立美術館で「石岡瑛子I(アイ)デザイン」展が2024年9月28日(土)から12月1日(日)まで開催中。その後、2025年6月まで島根県立石見美術館・富山県美術館を巡回する。本展は2020年に「ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)」(東京都中央区)と「京都dddギャラリー」(京都府京都市)で開催された、アートディレクター・石岡瑛子の仕事のうちグラフィックデザインを中心に構成した企画展がベースになり全国の美術館5館と連携して2023年から巡回展として開催、今回は第三弾。gggと京都dddギャラリーの石岡瑛子展の監修者3名(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明)が引き続き監修を担当し、両ギャラリーの展示コンセプトをベースに、各美術館の特長を生かした内容として展開されている。

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(Design Nagai Hiroaki)

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「石岡瑛子Iデザイン」展のエントランス(左)、展示風景(右)

現在開催中の会場・兵庫県立美術館は石岡瑛子と親交のあった建築家の安藤忠雄が設計。ここでは石岡の前半期の代表作を中心に、一大センセーションを巻き起こしたポスターやCM、アートワークやスケッチなど、石岡が飽くなき情熱を刻み込んだ400点以上の作品が一挙公開されている。

石岡瑛子

デザイナー/アートディレクター。東京藝術大学卒。1961年、資生堂宣伝部入社。前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し独立。’70年代にはパルコ、角川文庫など、時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザイン等を手がける。’80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移して以降は、美術や衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を獲得。作品集に『EIKO BY EIKO』『EIKO ON STAGE』、著作に『私デザイン』他がある。

「石岡瑛子I(アイ)デザイン」開催概要

会期2024年9月28日(土)~12月1日(日)
会場兵庫県立美術館
URLhttps://tinyurl.com/8sfrx5tt