大城健作デザインのサスティナブルなソファ「Spica」とシェルフ「Muk」
バイ インテリアズ は大城健作デザインの「Spica /スピカ」と「Muk /ムク」を2021年12月9日に発表した。2つの製品の共通素材である「アルミニウム」は軽くて丈夫、錆びないなどの多くの利点を持ち、私たちの日常で広く使われてきた再利用可能な「サステナブル」な素材でもある。同社ではこれまでパネル自体が構造体を兼ね備え、汎用性の高い「アルミハニカムパネル」に着目して開発を続けてきた。「Spica」はパネル自体を曲げるという新しいアイデアと独自技術により生み出され、また、構造が一切見えないシェルフ「Muk」もアルミハニカムパネルだからこそ成し遂げられた革新的なデザインだ。
by interiorsのアイコン素材「アルミハニカムパネル」の特徴
- アルミハニカムパネルそのものが構造体
- 家具を構成する全ての機構をパネル内に配せる
- どんな形にもカット、精度の高い加工ができる
- 最小限の原料で作りゴミを出さない(リサイクルできる)
Spica/スピカ
高い精度を要求するアルミハニカムパネルを使用したフレームと、モールドウレタンによって成形された有機的なシートで構成されるソファシリーズ。"アルミハニカムパネルを曲げる"というアイデアにより、従来とは異なる素材の新たな可能性を追求。すべての機構がパネル内部に配され、構造的な要素を一切排除したシンプルでクリーンなデザインが特徴。アルミ製のクールで無機質なシェルと有機的なシートの組み合わせが、どこか未来的でもある。
ショット仕上げによるスムースな表面仕上げを採用したことにより、鏡面仕上げの断面とのコントラストが生まれ、素材の持つ「純粋性」がより際立つデザインとなっている。
Muk/ムク
大城健作/ kensaku oshiro
ミラノで数々のデザイン建築事務所で経験を積み、2004年〜12年はミラノのLISSONI ASSOCIATI、2012~15年はロンドンのBARBER&OSGERBYで勤務。2015年にミラノで独立、KENSAKU OSHIROを設立。これまで世界を代表する会社、ブランドと数多くのプロジェクトの開発に携わり、その領域は家具を中心に生活用品全般のプロダクトまで多岐に渡る。RISING TALENT AWARD, EDIDA DESIGN REPORT AWARDなど受賞歴多数。
by interiors
"Silent Quality - リスクと美しさといくつもの困難が、静謐なクオリティを実現する” というデザインコンセプトを掲げ、国内、及びグローバル向けに展開するオリジナル家具ブランド。個性豊かなデザイナーたちと共に、選び抜かれた素材、クオリティの高い技術を採用し、革新的なデザインを具現化。特に、アルミハニカム、金属、石の加工を得意とし、オフィス、住宅など幅広く採用されている。