インタースペースの実装領域の可能性とセンターが担うべき役割と将来の展望について議論

東京大学生産技術研究所インタースペース研究センター主催による「INTERSPACE FORUM~デジタル空間記述の体系化と拡張がもたらす未来~」が2022年4月13日(水)13時より、オンラインにて開催される。東京大学 生産技術研究所では次世代の汎用デジタル空間記述に関して世界をリードする研究拠点となる「インタースペース研究センター」を設立。

adf-web-magazine-interspace-forum-2デジタル空間記述、建築・都市空間、ゲームAI・ゲームエンジン、都市環境数理工学、マルチメディア通信、木質構造デザイン工学、IoTネットワーク、ブロックチェーンなど、各分野の専門家が集結する世界初の研究拠点となる。本フォーラムでは新しい研究拠点の狼煙を上げ、インタースペースの実装領域と可能性やセンターが担うべき役割と将来の展望について議論する。企業関係者、本領域に興味のある研究者や学生をはじめ、今後センターを一緒に盛り上げていく仲間を募りたいと考えている。実空間にある建築・都市・地域をサイバー空間上に再現する「デジタルツイン化」が人々の活動や生活に福利をもたらすには、実空間のどこで何が起きているのかをサイバー空間に精確に反映するとともに、サイバー空間での営為が遅滞なく実空間に反映される必要があり、インタースペース研究センターは、デジタルツイン化がもたらす福利を最大化すべくサイバー空間とフィジカル空間の境界領域(インタースペース)に両空間の高度な連携の基盤を設計し、その体系化と社会への実装を目指す。

プログラム

13:00-13:10 開会の挨拶

岡部 徹(東京大学 生産技術研究所)

13:10-13:15 挨拶

桂 憲司(PwCコンサルティング)

13:15-13:45 基調講演1

「モノと情報が重なる共有領域=コモングラウンドとは何か“インタースペース”体系化の重要性」豊田 啓介(東京大学 生産技術研究所)

13:50-14:20 基調講演2

「次世代空間記述におけるゲームエンジンの応用可能性」三宅 陽一郎(スクウェア・エニックス)

14:30-15:30 パネルディスカッション1

「デジタル空間記述、価値化における実装可能性と展望」

15:35-16:35 パネルディスカッション2

「次世代汎用空間記述の産業応用可能性とユースケースの在り方」

16:35-16:40 閉会挨拶

野城 智也 (東京大学 生産技術研究所)

インタースペースについて

サイバー空間とフィジカル空間の境界領域を指すスペースを「インタースペース」と呼ぶ。下図は空間記述方式による空間および時間スケールにおけるインタースペースの領域性を表している。

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空間記述方式による空間および時間スケールにおけるインタースペースの領域性

コモングラウンドについて

現実空間と情報空間が合わさった次世代の社会において、人とNHA(Non-Human-Agent)が共存できる世界を目指すための汎用的空間記述プラットフォームを「コモングラウンド」と呼ぶ。モノと情報が流動的に行き来して新たな価値を生むことで、ヒト以外の他者視点でも動きやすい離散的な社会をデザインし、多様で共創的な社会への拡張に向けた体系化を目指す。

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建築・都市領域のコモングラウンド

INTERSPACE FORUM~デジタル空間記述の体系化と拡張がもたらす未来~開催概要

開催日時2022年4月13日(水)13:00~16:40
オンライン会場

オンライン 

オフライン会場東京大学 生産技術研究所 共同研究棟2階ホール
参加費無料