名作椅子の誕生背景、時代ごとの潮流が語られ、モノ(椅子)と人(デザイナー)を歴史の中で捉え直す
日本の名作椅子が誕生するまでを、国内外の家具と建築の歴史から紐解く『増補改訂版 日本の椅子 日本のロングライフ・チェア』(著者:島崎信、笠原嘉人)がグラフィック社から2025年12月に発売される。本書は日本の椅子デザインをまとめた名著『日本の椅子』を、大幅増補・改訂した決定版。ジャパニーズモダンを象徴する椅子とデザイナーに焦点をあて、日本と海外を横断する“100年のデザイン史”を一望できるほか、日本を代表する8名のデザイナーに取材し、その言葉と制作の舞台裏を臨場感とともに収録されている。
日本を代表するデザイナーの生の声を収録
柳宗理、剣持勇、渡辺力、豊口克平、新居猛、坂倉準三、松村勝男、水之江忠臣という日本の代表するロングセラーを生み出したデザイナーへのインタビューと作品が紹介されている。
家具デザイン100年の歴史
フランク・ロイド・ライトにはじまる、建築と家具の、100年におよぶ歴史を概説。名作椅子の背景を大局的な流れの中で俯瞰することができる。
著者プロフィール
島崎信
1932年東京都生まれ。東京藝術大学卒業(美術学部工芸科図案部)。1956年東横百貨店(現・東急百貨店)家具装飾課に入社。在職中にJETRO海外デザイン研究員としてデンマークに派遣。デンマーク王立芸術アカデミー建築科修了(1959年)。帰国後、島崎信デザイン研究所(現・島崎信事務所)を設立。国内外でインテリアやプロダクトのデザイン、東急ハンズ、アイデック等の企画立ち上げに関わる。1964年より武蔵野美術大学工芸工業デザイン科教授を務め、現在は武蔵野美術大学名誉教授。日本フィンランドデザイン協会理事長。北欧建築デザイン協会理事。鼓童文化財団特別顧問。
笠原嘉人
1961年静岡県生まれ。1985年武蔵野美術大学工芸工業デザイン科卒業、株式会社ジバコ入社。インテリア・環境・プロダクトデザインを担当、1996年笠原嘉人アトリエ設立、東京テクニカルカレッジインテリア科非常勤講師、自由学園明日館公開講座講師。
『増補改訂版 日本の椅子 日本のロングライフ・チェア』書籍概要
| 発売日 | 2025年12月 |
| 仕様 | B5判 並製 総184頁 |
| 定価 | 3,300円(10%税込) |
| ISBN | 978-4-7661-3884-9 |
| URL | https://tinyurl.com/fps22w6w |

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