ウェストハリウッドの建築とインテリアデザイン
カリフォルニア州ウェストハリウッドに、インテリアデザインスタジオStudio UNLTDが設計を手がけた複合施設「Pleasure Med(プレジャーメッド)」が完成した。場所はサンタモニカ・ブールバード沿いで、カンナビス専門店「Pleasure Chest(プレジャー・チェスト)」に隣接。地上1階部分にはリテールスペース、2階には消費用ラウンジ、そして屋外にはレストラン&バーという三つのゾーンで構成されている。
その空間デザインは、キューバ・ハバナの"色褪せた栄華"から着想を得ており、エイジング加工された素材やトロピカルな装飾が、豊かさと心地よさを同時に演出している。1階リテールは、旧ハバナの薬局を想起させるようなディテールが満載で、オーク材の木工と斜め格子状の白黒大理石フロア、そしてビーズ装飾の2段シャンデリアが印象的だ。
中央の天窓から自然光が差し込む中、ガラス張りの階段を上ると、2階にはハリウッド・ヒルズの眺望が広がるコロニアル様式のラウンジが現れる。中央の“中庭”には、大理石トップと銅のアクセントを施したバーと、ラタンと錆色の布張りで仕上げられた半円形のブースが6席配置されている。ガラス球体のペンダントライトや熱帯植物に囲まれた空間は、親密かつ遊び心にあふれた雰囲気を生み出している。奥には、装飾スチールと曇りガラスで仕切られたプライベートダイニングルームと談話用サロンが設けられている。ダイニングルームには、インレイ加工が施されたウォルナット製テーブルと深緑のレザーチェアが16席配置され、天井には花のモチーフのカットガラス製シャンデリアが吊られている。
最も親密で洗練された空間であるラウンジエリアは、エメラルドのチャンネルタフティングが特徴のベンチソファや真鍮縁の大理石テーブル、幾何学模様のウォールライトなどで構成されており、まるで緑のオアシスのような趣を感じさせる。さらに建物とキッチンの間には、屋外レストラン&バーが広がり、ミント柄のセメント天板とホワイトオーク家具を用いたテラス席が設置されている。軽やかな日差しを通すトレリスの下、植物に囲まれたリラックス空間が訪れる人々を迎えている。
Studio UNLTD
2009年に設立されたStudio UNLTD(スタジオ・アンリミテッド)は、ロサンゼルスを拠点とするアワード受賞歴を持つデザインスタジオ。インテリア建築、家具、照明など多岐にわたる分野で活動しており、クライアントの要望に耳を傾けながら、機能的かつ美しい空間を生み出している。設計から施工までを一貫してサポートする姿勢と、専門家との連携による柔軟な発想で、多彩なプロジェクトを成功に導いている。

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