グラフィックデザインは何を伝え、どのように働くのか

グラフィックデザイナーの加納大輔による個展「Egg Chain Drips」が、東京・虎ノ門の書店+ギャラリー「TIGER MOUNTAIN」で2026年2月4日(水)から3月1日(日)まで開催される。会場デザインは建築家の板坂留五が手がけている。

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加納はこれまで、雑誌『NEUTRAL COLORS』やデザインジャーナル『Ilmm』をはじめ、ブックデザインや展覧会広報物など、芸術・文化領域を中心に数多くの仕事を手がけてきた。本展では、これまでの仕事のなかで用いてきた用紙、印刷、書体、判型といったグラフィックデザインの「フォーマット」を、加納自身の別の仕事へと転用する試みを通して、「グラフィックデザインは何を伝え、どのように働くのか」という根源的な問いを浮かび上がらせる。

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会場ではそうした転用のプロセスから生まれた印刷物を中心に構成された制作物が並ぶ。ひとつひとつは異なる文脈をもちながら、それらが互いを「他者」として参照し合うことで、共通の資材や形式を前提とするグラフィックデザインの公共性、さらには意図と結果のあいだに生じる判断の恣意性や処理の断層が明らかになっていく。

関連イベントとして、会場デザイン担当の板坂と加納によるトークイベントも2026年2月7日(土)に予定されている。詳細および申込は専用ページから確認できる。

加納大輔

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Photo by Ryo Adachi

1992年生まれ。グラフィックデザイナー。芸術・文化領域を中心にブックデザイン、展覧会広報物などを手がける。多摩美術大学版画専攻非常勤講師。主な仕事に、雑誌『NEUTRAL COLORS』(NEUTRAL COLORS、2020年–)、デザインジャーナル『Ilmm』(FLOOAT、2024年–)、ニコラ・ブリオー著『ラディカント』(フィルムアート社、2022年)など。

TIGER MOUNTAIN

コンテンツレーベル黒鳥社が企画・運営する書店+ギャラリー。書店スペースでは、約3800冊の書籍を扱い、その9割以上が古本。デザイナーや装丁家ごとに構成された書棚を軸に、アート、デザイン、人文、文学など幅広いジャンルの書籍を取り揃えている。併設のギャラリースペースでは、デザインや出版を軸とした企画展やイベントを不定期で開催している。

加納大輔個展「Egg Chain Drips」開催概要

会期2026年2月4日(水)~3月1日(日)
時間水−土 13:00〜20:00 / 日 13:00〜18:00
会場TIGER MOUNTAIN ギャラリー
定休日月、火、祝日 ※2月11日(水・祝)は特別営業(13:00〜18:00)
URLhttps://tinyurl.com/2zpx6f4k