高精細のデジタルデータ化により現代によみがえらせる
アフロが日本を代表するイラストレーターである長岡秀星の作品の数々をクラウドファンディングによって高精細のデジタルデータ化し、現代によみがえらせる試みにチャレンジしている。1970年代EW&Fはじめ、数々のレコードジャケットのイラストを描いて一世を風靡した国際的イラストレーターの長岡秀星(1936年〜2015年)。現在、長岡の作品は原画作品および書籍は残ってはいるが、レコードジャケット作品以外はほとんど目に触れる機会がない。
2015年に逝去した長岡秀星の遺族の意思を受け開始したプロジェクトの目的は、長岡の作品をできる限りデジタルアーカイブ化し作品を現代によみがえらせ、後世に伝えていくために作品の利活用を進めるための基盤を作ることにある。現存する原画作品は制作から数十年が経過し、原画そのものの劣化が危ぶまれる状況にある。原画作品が置かれている状況の改善と功績を後世に残し伝えていく活動を進めるべく、その資金調達を目的としてクラウドファンディングにチャレンジする。
支援金の目標額
今回のプロジェクトを進めるにあたり、約150点のデジタルデータ化とそのアーカイブ化費用、返礼品、およびクラウドファンディングの手数料などを踏まえ、まずは100万円を初期の目標額として設定し、その後ストレッチゴールとして300万円を目指す。
データ化する作品
1970年代のアメリカでの世界的活躍を経て人気絶頂期を迎えた1980年 ~ 1990年に制作された原画作品を中心に、約150点をデータ化。長岡秀星の代表作にして唯一のSFファンタジー作品である原画約70枚。構想7年、制作に2年を費やしたスペースオペラであり、SF作家としての才能が垣間みられる傑作で当時この作品に衝撃を受けた長島茂雄がプロデューサーとなり、小泉今日子が同作品のイメージソングをリリースし、大ヒットしたことも有名である。
返礼品
クラウドファンディングにて支援金を皆様から賜るにあたり、今回データ化する作品の中から返礼品を作成し提供する。
長岡秀星(ながおか しゅうせい) プロフィール
1936年11月26日生まれ、2015年6月23日没。長岡は日本のイラストレーター・画家。宇宙やSFをイメージした作風。面相筆とエアブラシを駆使して精巧に描き上げる技法で、レコードジャケットのアートワークをはじめNASA、自動車会社、航空会社などナショナルクライアントのイラストも多数手がけ、国際的に活躍した。