循環型経済をデザインする「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2022」が募集開始
循環型経済をデザインするプロジェクトやアイデアを募集するグローバル・アワード「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2022」が、2022年9月1日(木)から10月14日(金)まで応募を受け付けている。2回目の開催となる今回は、コミュニティの課題を解決しようとする「ボトムアップな活動」を表彰する特別賞を新設。循環型社会に向けたプロジェクトを繋げるイベントも開催する予定だ。
ロフトワークと、世界中に拠点を持つクリエイティブコミュニティFabCafe Globalが共催する「crQlr Awards」は、国内初の“サーキュラー・デザイン*”分野のアワードとして、2021年にスタートした。循環型経済の実現を目指す⼤規模なプロジェクトから計画中のアイデアまでを募集し、審査・表彰するとともに、持続可能な経済システムづくりを目指すプレイヤーたちが業界や国を超えてつながることで、新たな価値を創出するコミュニティの形成を目指す。
※ サーキュラー・デザインとは…循環型経済(サーキュラーエコノミー)を目指す、製品やサービスのデザインのこと。デザインは仕組みの設計も含む。
2回目の開催となる今回も、「直線型ではなく循環型の評価を行う」 「名声ではなく、行動のためのアワード」「グローバル視点を獲得できる」の3つの指標を掲げる。審査は、国内外の第一線で多様な分野で活躍する5名の審査員に、それぞれの地域で持続可能な活動に取り組む5名がFabCafe Globalから加わり、合計10名によるメンバーともに循環型経済の実現を目指す企業や人を応援し、その実現を模索する。
そして今回新たに設置された「crQlr Awards 2022 特別賞」では、カテゴリやコミュニティの大小を問わず、コミュニティが持つ課題を解決するために生まれた活動・プロジェクトを募集し、3点を表彰する。さらに、プロジェクト同士が有機的に繋がることを目指すイベント「crQlr Meetup」や、昨年の受賞者と審査員が循環型経済に向けたケーススタディやプロセスのデザインについて語るイベントも開催する。
審査員
審査員には、新たなビジョン「Zero Waste Design」を掲げ、産業廃棄物中間処理業で減量化・リサイクル化率98%を達成している石坂産業 代表取締役 石坂典子や、「DGTL Festival」を開催するDGTL FestivalのMitchell van Dooijeweerd、アップサイクル生地に新しい命を吹き込むためのワンストップサービスを提供するmoreloopの共同創業者Amorpol Huvanandanaら、国内外の多様な分野のプロフェッショナル5名が参加。さらに世界に拠点を持つ、FabCafe Globalから5名が加わる。
アワード概要
募集要項
サーキュラー・デザインに関わるものであれば、ジャンルは不問。私たちの生活、環境、経済に寄与するサーキュラーなアイデア、プロジェクト、プロダクト、進行中のプロトタイプや作品。
募集期間
2022年9月1日(木)~2022年10月14日(金)正午12 時(日本時間)
応募資格
年齢・性別・国籍不問/ 社会人、学生不問/個人・企業・団体・グループ可
応募費用
無料
応募方法
ロフトワークが運営するAWRDより申込み
審査基準
- クリエイティブであるか?サーキュラーエコノミーへの洞察があるか?
- 資源循環だけでなく、環境に対してポジティブな影響を与えられているか?
- 循環型経済を目指す社会、企業の課題に対し、解決策を示しているか?
カテゴリー
マテリアル、ニューデザイン&アプリケーション、インパクト、プレッジ(チャレンジ)
プライズ
10名の審査員が、それぞれの視点で5点ずつ選び、独自の賞の名前とコメントを授与。40-50のプロジェクトが受賞予定。
受賞特典
- 第一線で活躍する国内外の有識者である審査員から、独自の賞の名前とコメントを授与 (コメントはクリエイティブ・コモンズとして扱われる)
- 循環型経済の取り組みを周知・PRしていく活動の後押しとなる「crQlr」認定キットを授与
- FabCafe、ロフトワーク、IDEAS FOR GOOD、Circular Economy Hub、他各種メディアスポンサー媒体への露出によるプロジェクトのPR
- オンライン / オフラインイベントでのオープンフィードバック、ディスカッション(一部受賞者のみ)
- 事業計画、サービスのブラッシュアップ、ビジネスマッチング
スケジュール
- 応募期間 ... 2022年9月1日(木)~2022年10月14日(金)
- 審査期間 ... 2022年10月31日(月)~2022年11月11日(金)
- 受賞発表 ... 2022年12月
- オンライン授賞イベント... 2023年1月〜2月