ガムフラテージがアートディレクターに就任
カッシーナ・イクスシーが創業50周年を記念して、オリジナルブランド「IXC(イクスシー)」をリブランディングした。コペンハーゲンを拠点として国際的に活躍するデザインデュオGamFratesi(ガムフラテージ)をアートディレクターに迎え、この再出発を象徴する新作家具コレクションを2025年3月27日(木)よりカッシーナ・イクスシー青山本店で展示発表する。
IXCは、"Emotional Minimalism(エモーショナル・ミニマリズム)"をデザイン哲学に掲げるグローバルブランド。 シンプルで自然体な心地よさに、心を揺さぶるディテールを織り込んだ製品は、飾らない上質を求める現代のライフスタイルに調和するインテリアを提案している。今回の新作コレクションでは、アートディレクターに就任したデザインデュオ、ガムフラテージによるリビング、ダイニング、スリーピングエリアの各シーンを構成する6アイテムが登場する。
PLATO sofa designed by GamFratesi
無垢材の脚とベースにレザーを組合わせた、洗練されたデザイン。木部のディテールは柔らかさの中にも繊細な表情を持ち、上質な佇まいを演出する。ベースパネルにはステッチ入りのレザーを巻きつけ、アルチザンによって生み出されたかのような美しいディテールが際立ちつ。ソファ本体にはベースと同じ革のパイピングを施すことができ、よりエレガントでラグジュアリーな印象に。「PLATO(プラトー)」という名前は、フランス語の“PLATEAU”(台地)に由来する。まるで宙に浮かぶ大地のようなベースパネルにさまざまなユニットを組み合わせることで、リビングに広がる開放的な空間を生み出す。
TOGE dining table designed by GamFratesi
美しい木のディテールが特徴的な、4本脚のダイニングテーブル。天板のエッジは緩やかなカーブを描き、脚部とのつながりが滑らかで心地よいデザインとなっている。サイズは4つのバリエーションがあり、木材の種類は、オーク材ナチュラル、ブラックウォールナット材ナチュラル、アッシュ材ブラックの3種類から選択。天板には3種類のセラミックを採用し、木部の色と合わせた特定の組み合わせが用意されている。
LENDON chair designed by GamFratesi
曲線的なオーガニックフォルムが特徴のダイニングチェア。ゆったりと座る人を迎え入れるデザインが安心感をもたらす。木部とカーブの形状にこだわり、洗練された優雅な存在感を醸し出す一脚となっている。オーク材ナチュラル、ウォールナット材ナチュラル、アッシュ材ブラックの3種類の木部と、さまざまな張地の組み合わせから選択。座面にはモールドウレタンを使用し、つい長居してしまうほどの快適な座り心地を実現している。
TOGE low table designed by GamFratesi
TOGE(トーゲ)テーブルの洗練をそのままリビングの中心に生かした。天板のエッジは緩やかなカーブを描き、脚部とのつながりが滑らかで心地よいデザイン。サイズは2種類あり、木部はオーク材ナチュラル、オーク材スモーク染色塗装、ブラックウォールナット材ナチュラルの3種類から選択。天板は大理石ビアンコカラーラ、エンペラドールロイヤルクロム、サハラノワールの3種類より、木部の色と合わせた特定の組み合わせが用意されている。
PLATO bed & side cabinet designed by GamFratesi
ソファと同じ無垢材のベースパネルを使用し、その上にマットレスを乗せたデザインのベッド。マットレスからベースパネルを大きくせり出させることで、より浮遊感を強調した印象的なデザインとなっている。サイズはキングとクイーンの2サイズ展開。ベッドサイドキャビネットは、収納力のある大きな1段ドロワーを備え、さらに上段にはインナードロワーを内蔵。ベッドサイドで使う小物をすっきりと収納できる、使い勝手のよい仕様が魅力。
PLATO cabinet designed by GamFratesi
無垢材とレザーを組み合わせたキャビネット。ボディには上質なレザーが張られ、木の温もりと素材のコントラストが美しく調和する。さらに、ボディの横に設けられた抜けのあるデザインが、視覚的な軽やかさとキャビネットとしての機能性を高めている。背面まで丁寧に仕上げられているため、壁に沿わせたレイアウトはもちろん、間仕切りとしても設置が可能。サイズは1サイズ展開で、4段すべてがドロワーとなっており、十分な収納力を備えています。左右のユニットから選択、使い方に合わせてレイアウトが可能。
GamFratesi(ガムフラテージ)
デンマーク人建築家のStine Gam(スティーネ・ガム) と、イタリア人建築家のEnrico Fratesi(エンリコ・フラテージ)。日本と北欧の建築スタジオで建築家としての経験を積んだ後、2006年にデザインスタジオを設立。コペンハーゲンのスタジオを拠点に、世界的に活躍する。彼らのデザインは、伝統と刷新の融合、そして選択した素材や技術への実験的アプローチから創造的な原動力を得ている。デンマークの古典的な家具と工芸の伝統に加え、イタリアの古典的且つ知的でコンセプチュアルなアプローチ。このような異文化の基盤から、彼らは伝統を尊重しながらも、独自のストーリーやシンボル、連想が組み込まれた家具を創り出し、しばしばミニマルなイディオムで表現している。
IXC新作展示発表 概要
会期 | 2025年3月27日(木)~ |
会場 | カッシーナ・イクスシー青山本店 |
URL | https://www.cassina-ixc.jp/index.html |