大和ハウス工業、積水ハウス、ロームなど上場企業のサステナビリティウェブサイトを調査

サステナビリティ情報開示に関する調査およびコンサルティングを行っている一般社団法人CSRコミュニケーション協会は、サステナビリティ・ウェブサイトの情報充実度で格付けした「サステナビリティサイト・アワード2021」を発表。本アワードは、企業のサステナビリティ情報開示の意識向上を目的として、ウェブサイトにおける情報充実度を評価するもので毎年実施し、今年で5回目となる。

上場企業が注目すべきゴールド受賞では、大和ハウス工業が2年連続受賞となった。圧倒的な情報量、コンセプトのわかりやすさ、独自性などがあり加えてマイナス要素がほぼなかったことが評価に貢献した。積水ハウスと日本碍子は昨年のシルバーから、ロームは昨年のブロンズから、東ソーは圏外から、それぞれランクアップしてゴールド受賞。これらの企業は網羅性に加え統一感のあるサイト構成が評価に貢献した。なお、積水ハウスは、大和ハウス工業と並び、今回の最高評価点数獲得企業となっている。

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「サステナビリティサイト・アワード2021」は、上場企業および非上場大手企業の3,863社のサイトに必要な8つの視点にそってサイトの情報充実度調査を実施し、マルチステークホルダーの情報ニーズに応えている総合的に優れたサイトを、ゴールド(最優秀賞)・シルバー(優秀賞)・ブロンズ(優良賞)のクラスで顕彰している。

アワード表彰企業

ゴールド

大和ハウス工業、積水ハウス、東ソー、日本碍子、ローム

シルバー

住友ゴム工業、日立製作所、信越化学工業、ダイセル、DIC、ブリヂストン、SCREENホールディングス、オリエントコーポレーション、大阪瓦斯、サントリーホールディングス、東急不動産ホールディングス、リンナイ、ダイキン工業、丸井グループ、野村不動産ホールディングス

ブロンズ

味の素、住友化学、ライオン、出光興産、イトーキ、マルハニチロ、LIXILグループ、大成建設、日本郵政、カシオ計算機、島津製作所、SOMPOホールディングス、三井化学、大日本印刷、野村総合研究所

トレンドしては、世界中でDX(デジタル・トランスフォーメーション)の潮流があり、サステナビリティ推進業務のプロセスだけではなく情報開示においても重要性が高まっており、必然的にサイトの質に注目が集まっている。コロナ禍の中、ステークホルダー・エンゲージメントの起点も非接触 / 非対面であるサイトを中心としたインターネットに移行している。また評価という点では、インターネット上の情報で企業評価を行うAI型ESG評価システムも登場し、アンケート / 調査票形式ではなくウェブサイトで行うESG評価機関も多くある。エンゲージメントにおいても企業評価においても、サイトを中心としたインターネット上の情報が、サステナビリティ企業評価に直結する時代となった。

2020年代の“デジタル時代のサステナビリティ情報開示”のメインは間違いなくウェブサイトとなる。この点に気づいている企業は、すでに相応のデジタル投資を行いサイトを最適化し始めている。問題は他の企業が気づき対応できるかどうか。5年間におよぶ定点調査の中で、さらに大きなうねりとなる変化が現在進行形でDXが起きている。コロナ禍の中で大変な事業環境ではあるが、ステークホルダーやESG評価機関は待ってくれない。デジタル時代の企業は今まで以上にステークホルダーに試されており、その振る舞いとなるサイトの情報開示の一挙手一投足が常に注目されている。


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