松永圭太 × 橋本知成 陶芸家による初の二人展
和光本店地階アーツアンドカルチャーで「The Shape of the Intangible 触れられないもののかたち Keita Matsunaga Tomonari Hashimoto」と題した展覧会を2025年10月2日から10月15日まで開催される。本展は陶芸家・松永圭太と橋本知成による初の二人展であり、それぞれ異なる技法と哲学を持つ二人が「土」という共通の素材を通じて、かたちにならないものへの探求を試みる。
松永圭太は鋳込み成形によって地層のような質感を持つ作品を生み出す。泥漿(粘土を液状化させたもの)をゆっくりと型に流し込むことで、粗い土と細かい土が自然に分離し、長い年月が堆積したかのような表情が現れる。その層には、土の記憶と人々の営みが刻まれている。橋本知成は、球体や多面体といったミニマルな形を手捻りで成形し、空間そのものと呼応するインスタレーションを構成する。焼成時の偶然性や素材の不確定性を活かし、複雑な色調と表情を獲得する。
本展では和光アーツアンドカルチャーならではの空間を背景に、時間と空間の感覚が交差する立体作品が並ぶ。“触れられないもの”に“かたち”を与えるというテーマのもと、二人の異なる視点とアプローチが響き合い、静謐でありながら強い存在感を持つ展示となっている。
松永圭太 プロフィール
1986年生まれ。岐阜県土岐市を拠点に活動する陶芸家。名城大学建築学科卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所、金沢卯辰山工芸工房を修了。泥漿を用いた鋳込み成形によって、地層のような質感を持つ作品を制作している。近年はアメリカのギャラリー Nonaka Hillでの個展をはじめ、国内外で活動の場を広げている。
橋本知成 プロフィール
1990年生まれ。滋賀県信楽を拠点に活動する陶芸家。京都教育大学、金沢美術工芸大学大学院を経て、陶磁分野の博士課程を修了。手捻りで形作られたミニマルな形態に、金属を含む釉薬と炭化焼成による複雑な色調と質感が加わる。2019年LOEWE Craft Prizeファイナリストに選出され、作品はV&AやLACMAにも収蔵されている。
和光アーツアンドカルチャー
2024年7月にリニューアルされた和光 本店地階「アーツアンドカルチャー」は、日本の美意識や伝統を背景とした創作の精神と出会える空間。工芸家や現代アーティストの作品を紹介し、文化と人々が交差する場として展開している。
「The Shape of the Intangible 触れられないもののかたち Keita Matsunaga Tomonari Hashimoto」
| 会期 | 2025年10月2日から10月15日まで |
| 会場 | 和光アーツアンドカルチャー |
| URL | https://tinyurl.com/y5v96tbj |

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