自身最大規模の個展

YUKIKOMIZUTANI(TERRADA ART COMPLEXII 1F)で落合翔平個展「THIS IS OCHIAI SHOHEI」が2023年8月26日(土)から9月23日(土)まで開催される。落合にとって過去最大級の個展で、人生そのものを切り取り、自身を構成する要素を集積した作品群を一挙展示する。

adf-web-magazine-ochiai-yukikomizuani-1

落合翔平はこれまで、日用品や玩具などの生活に根差したアイテムをモチーフにしたペインティングやドローイングの作品を発表してきた。ダイナミックで予測不能な形状や立体感は、鑑賞者を圧倒する。力強い筆圧で描かれた鉛筆の線は、一度描かれると消しゴムでも消し切ることができないほど。残された筆跡や、貼り絵のような方法で行われる修正は、作家が思う「正解の線」を見つけ出すための独自のプロセスといえる。現代のデジタル社会と逆行するような、アナログ的な手法を強調した作品は、身近なモノと自分との関係を考え直すきっかけとなり、鑑賞者に新しい視点をもたらす。

本展では、落合にとって過去最大サイズとなるペインティング作品や、新たな試みとなる立体作品を展示。また会場内では、作家の作品制作を追ったドキュメンタリー映像を発表する。また本展覧会のメインヴィジュアルはAYONDの佐々木俊が担当。

近年では、Pharrell Williams主催のデジタルオークションハウス「JOOPITER」への作品提供やアーティストxiangyu、yonawo、MONO NO AWAREのビジュアルなど、国内外で活動の幅を広げている。

adf-web-magazine-ochiai-yukikomizuani-2

Kicks  H1030mm×W1456mm×D70mm 木製パネル、画用紙、えんぴつ、ペン、絵の具

こんにちは、みなさん。画家の落合翔平です。

「THIS IS OCHIAI SHOHEI」は僕にとって過去最大級の個展となります。本展示を開催するにあたって、自分と改めて向き合った結果、生まれ育った埼玉・大宮の「地方都市的なごった煮感」がルーツであることに気づきました。

庶民的で当たり前にそこにあるものを、モチーフに選んでいるのもそういう理由があるかもしれません。今までは人工物の魅力を最大限に引き出すことを目標に制作していましたが、今回は自然物にも目を向け、双方が共存することで生まれるパワーの表現に挑戦しました。来て頂いた皆さまにもそのパワーを感じていただければ幸いです。

本展を開催されるにあたりご協力頂いた皆様に改めて感謝を申し上げます。 落合翔平

落合翔平

埼玉県大宮生まれ。多摩美術大学生産デザイン学科プロダクト専攻卒。テレビプロデューサー吉田正樹に師事しエンターテイメントを学び、18年より画家として活動を開始。

「THIS IS OCHIAI SHOHEI」開催概要

会期2023年8月26日(土) ~9月23日(土)
時間12:00 - 18:00
休廊日日・月
会場YUKIKOMIZUTANI(TERRADA ART COMPLEXII 1F)
URLhttps://onl.tw/4nqMjJ6