CCBTアート・インキュベーション・プログラムにおけるフェロー活動の成果を公開

アートとテクノロジーを通じて人々の創造性を社会に発揮するための活動拠点、CCBT(シビック・クリエイティブ・ベース東京)のアーティスト・フェローによる公演・展覧会が都内各地で開催中。CCBTはパートナーとなるアーティストを公募し、そのアーティスト・フェローに新たな創作活動の機会を提供、そのプロセスを市民(シビック)に開放することで、都市をより良く変える表現・探求・アクションの創造を目指すプログラム「アート・インキュベーション・プログラム」を運営している。本イベントはその成果を公開する公演・展覧会。

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Contact Gonzo

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TMPR

2023年度のアーティスト・フェローはContact GonzoSynfluxSnoezeLab.TMPRELECTRONICOS FANTASTICOS!の5組(すでにTMPRとContact Gonzoは公開終了)。AIの予測と人間の体感を検証するプロジェクトや、7つの感覚を刺激する新たなセンサリールーム、デジタルとファッションの未来への探求など、アート、デザイン、テクノロジーによる様々なアイデアを具体化している。

これからの公演・展覧会一覧

スヌーズレン・ラボ / 展示「みて・さわって・きいて 感じてあそぶスヌーズレン・ラボ

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橋本 敦子 センサリールームプロデューサー、研究者/SnoezeLab.代表理事

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市川 望美 非営利型株式会社Polaris取締役ファウンダー、合同会社メーヴェ代表、一般社団法人幸せなコミュニティとつながり実践研究所理事

会期:2024年3月5日(火)~3月10日(日)13:00~19:00
会場:CCBT

1970年代のオランダで重度知的障害者の余暇活動として始まり、日本でも福祉施設を中心に普及してきた「スヌーズレン」。この「スヌーズレン」をベースとする本展示では、光・音・匂い・振動・触覚の素材などを用いたインクルーシブな環境が創り出される。ハイハイ前の赤ちゃんや重度障害のあるこどもも楽しめるブランコ、幻想的で優しい光や色、音などで構成されたコーナーなど、企業のプロダクトやオリジナルのデバイスが集合。また、身体機能に関わらずみんなが楽しめることを目指す没入型インタラクティブ・プロジェクション「ミラージュ」、複数の香りを楽しむ「くんくんソムリエ」も登場する。

Synflux / 展覧会「Algorithmic Couture Alliance ‒‒‒ デジタルとファッションをめぐる対話

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会期:2024年3月15日(金)~3月24日(日)13:00~19:00
会場:CCBT

持続可能なファッションの未来のために、デジタルファッションの再定義に挑戦するプロジェクト。展覧会「Algorithmic Couture Alliance」では、デジタルファッションにある歴史的文脈や領域横断的な潮流、そしてSynfluxの活動を紹介。また、多分野のプレイヤー/有識者の知見を共有するトークを開催する。Synfluxの独自技術「Algorithmic Couture」や「WORTH」の価値観を発展させ、その可能性を改めて考えることで、再生/生成が導く未来のファッションを提案する。

ELECTRONICOS FANTASTICOS! / 新作パフォーマンス公演「発電磁行列

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会期:2024年3月17日(日)18:00~19:00
会場:東京国際クルーズターミナル東八潮緑道公園

国内5都市とインターネット上にラボを立ち上げ、参加型アートプロジェクトとして創作活動を続けてきた「ELECTRONICOS FANTASTICOS!(エレクトロニコス・ファンタスティコス!)」が、新作パフォーマンスを発表。今回のお祭り「発電磁行列」では、再生可能エネルギーで駆動する「発電祭山車」と古家電を改造した「家電楽器」が登場。約60名からなる約30mにおよぶ行列が「電磁祭囃子」を奏でながら練り歩く。音楽、アート、エンジニアリング、サイエンス、デザインなどの多様なジャンルが混ざり合う現代的な共創の場がついに実現する。