ヨコハマトリエンナーレ2020のアーティスティック・ディレクター、ラクス・メディア・コレクティヴと蔵屋美香によるパネルディスカッション
2001年にスタートし、今年で7回目を迎えるヨコハマトリエンナーレと、日本の優れた現代アーティストを国際シーンに後押しすることを目的に創設され、今回で4回目を迎える日産アートアワード、どちらも日本で最も歴史ある港町の横浜から始まった。ヨコハマトリエンナーレ2020のアートディレクター、ラクス・メディア・コレクティヴと蔵屋美香(横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長/横浜美術館館長) によるパネルディスカッション「ニューノーマルにおけるキュレーター、アーティストの新たな視点」が2020年8月4日(火)にdommuneで開催される。
ヨコハマトリエンナーレと日産アートアワードは、国際性を軸とした国際展とアワードではあるが、気候変動やパンデミックなど地球規模の混乱や社会的課題が一気に表出し、強烈なニューノーマルへの転換が求められる中、それぞれ何を目指すことができるのか。パネルディスカッションを通じて、時代の潮流にいち早く反応することで「炭鉱のカナリア」とも形容される現代アーティストの各展における作品を参照しながら、国際的な文化シーンでの経験豊富なパネリストたちの視点を探る。
- ウテ・メタ・バウアー(南洋理工大学シンガポール現代アートセンターNTU CCA Singapore 創設者、 同大学美術・デザイン・メディア学部教授、日産アートアワード 2020 国際審査委員)
- 南條史生(森美術館特別顧問、日産アートアワード 2020 国際審査委員長) ラクス・メディア・コレクティヴ (ヨコハマトリエンナーレ 2020 アーティスティック・ディレクター)
- 蔵屋美香(横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長、横浜美術館館長)
- モデレーター:堀内奈穂子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト] キュレーター、日産アートアワード企画・運営事務局)
ヨコハマトリエンナーレについて
ヨコハマトリエンナーレは、3年に一度開催される現代アートの国際展。 ヨコハマトリエンナーレ2020では、「AFTERGLOWー光の破片をつかまえる」と題し、 目まぐるしく変化する世界の中で、大切な光を自ら発見してつかみ取る力と、他者を排除することなく、共生のための道を探るすべについて共に考える。
本展を企画するのは、長年にわたって世界で活躍するインドの3人組アーティスト集団 「ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)」。日本で初めて作品を発表するアーティストをはじめ、本展のために新たに制作される作品やプロジェクトを多数紹介し、いま最も刺激に満ちた現代アートを楽しめる内容となっている。
日産アートアワード2020について
「日産アートアワード」は、日産自動車が創業80年を迎えた2013年、「人々の生活を豊かに」というビジョンのもと、現代美術における優れた日本のアーティストを支援し、次世代へと続く日本の文化発展の助力になることを目指して発足した現代アートのアワード。アワードグランプリには、賞金300万円+海外レジデンスなど総額500万円相当、ファイナリストには賞金100万円が授与される。
日産アートアワード2020 ファイナリストによる新作展
会期:8月1日(土)~9月22日(火・祝)
会場:ニッサン パビリオン(神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-1)
ファイナリスト:潘逸舟、風間サチコ、三原聡一郎、土屋信子、和田永
グランプリ発表および授賞式:8月26日(水)※オンラインで中継予定
「ニューノーマルにおけるキュレーター、アーティストの新たな視点」概要
開催日 | 2020年8月4日(火) 19:00-20:30 |
参加費 | 無料 |
申込 | 不要 (同時通訳あり) |
視聴URL | http://www.dommune.com |
詳細 | https://bit.ly/317fd80 |
主催 | 日産自動車株式会社 |
共催 | 横浜トリエンナーレ組織委員会 |
特別協力 | SUPER DOMMUNE |