NY発現代アートのレンタルサブスクサービス「Curina」が米全土へエリア拡大のための資金調達を完了
NYを拠点として現代アートのレンタルサブスクリプションサービスを展開するCurinaは、ベネッセホールディングス取締役の福武英明、起業家・エンジェル投資家の有安伸宏、CAMPFIRE代表取締役社長の家入一真を含む投資家やアートコレクターからの資金調達を完了。今回の調達資金で、サービスの対象エリアをニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州の3州から、アメリカ全土に拡大。また、アーティストやギャラリーとの契約も推し進め、さらなるポートフォリオの充実に取り組む。今後、アメリカだけでなく日本中国をはじめ世界中での展開を推し進めていくため、各国からの人材募集を行っていく。
Curinaについて
Curinaは誰でも気軽にアートのレンタル・購入が出来る次世代アートコレクターのためのサブスクリプションプラットフォーム。推定売上高は283億ドルとも言われる世界最大の美術市場であるアメリカのNYに拠点を置き、20〜30代の若者をターゲットにサービスを展開。10万〜500万円ほどの現代アート作品を月額制($38、$88、$148/月)で3ヶ月からレンタルすることができ、送料無料で自宅やオフィスに作品が届く。レンタル期間終了後はそのまま購入することも可能。それまでに支払った月額費用を作品の購入価格にクレジットとして充てることができる。自宅やオフィスの間取り、予算、スタイル、目的等に応じて、設置した際のシミュレーション画像とともに作品を提案する、アートのコンサルティングプランも提供。
会員の9割が20〜30代、半数以上がCurinaを通じて人生で初めてアートをレンタル・購入
新鋭アーティストの作品を丁寧にキュレーションし、定額制で提供することで「アートに興味はあるが一歩踏み込めずにいた」という潜在層のアクティベーションを行っている。敷居が高いと感じられていたアート購入・所有プロセスをサポートし、次世代アートコレクターを育てると同時に、次世代アーティストを発掘、評価、エンパワメントしていく。
厳選された登録アーティストは約120人、作品数は1,500点以上
質の高い丁寧なキュレーションを行うために、選定プロセスに時間をかけている。現在、NY在住の現代アーティスト約120人が登録、作品数は1,500点を超えている。また、NYのギャラリーとも契約し、マンハッタンのコンテンポラリーアーティストの間では既に一定の知名度を確立。現在Curinaとの契約を望むアーティストやギャラリーのウェイトリストは200を超えている。
サービス開始前から口コミで話題、コロナ禍の巣ごもり需要によりロックダウン時の売上は前月比5倍成長
サービス提供開始前の時点でCurinaのウェイトリストは100人以上、メルマガ登録者は半年で2000人以上とコンセプトへの期待度が高く、さらにコロナ禍で自宅内環境への投資が進んでいることが後押しとなり、2020年3月にニューヨークでロックダウンが発動されて以来、レンタル・販売売上が約1ヶ月で500%急増。
多様な感性を積極的に取り入れたプラットフォーム
Curinaは多様なアーティストが等しく活躍できる場を作りたいという想いで、創業当初から年齢、性別、肌の色出身地など幅広いアーティストを積極的に取り扱い、彼らにスポットライトを当て、コレクターに繋げることを使命としてきた。
NTTドコモが協力するアートスカウターと提携、日本企業のオフィスへの導入も開始
Curinaは、アートアンドリーズンが運営するアートスカウターと2021年の3月に提携を発表。アートスカウターとは、トップギャラリーが厳選したアート作品の中から、NTTドコモとの協力のもと開発したAIを活用し、オフィス空間に最適なアートを選出するプラットフォーム。Curinaは初の海外ギャラリーとしてアートスカウターに登録し、Curinaの作品を日本企業のオフィスへ導入している。