グラフィティ・アーティスト ニック・ウォーカーをフューチャーした現代アート展開催

大丸心斎橋店のアールグロリュー ギャラリー オブ オーサカにて「ニック・ウォーカーと現代アート展」が、2022年1月12日(水)から18日(火)の期間に開催される。バンクシーが影響を受けたとされるストリートアートの先駆者、ニック・ウォーカーを重点的に、国内外の巨匠や人気アーティストの作品を展示する。

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VANDAL vs LOUVRE シルクスクリーン 2019年 税込770,000円

ニック・ウォーカーについて

1969年生まれ。イギリス ブリストル出身のグラフィティ・アーティスト。山高帽を被った紳士のキャラクター「ヴァンダル」の作者として知られている。「ヴァンダル」が世界各国の都市を訪れる「The Morning After」というシリーズは、細やかかつ大胆でカラフルな色使いが特徴で、同氏の代名詞ともいえる作品となっており、今でも根強い人気を誇っている。

1980年代から始まったロバート・デル・ナジャを中心としたステンシル・グラフィティ運動の一躍を担った芸術家で、またバンクシーに影響を与えた人物の1人として知られている。タギングのようにフリーハンドで描いていくスタイルに加え、街中にステンシルで作品を残していく手法は、現在ではとてもポピュラーになっている。

スタンリー・キューブリック監督の映画に彼のグラフィティが登場したり、ヒップホップグループ ブラック・アイド・ピーズのMVにも「ヴァンダル」が登場するなど、ハリウッドセレブ達にも人気がある。

2006年、スプレー・ペインティング作品の「モナ・リザ」が、ロンドンのボナマスというオークションで£54,000で売買された。さらに、2008年にロンドンのブラック・ラット・ギャラリーで開催された個展では、£750,000もの売り上げを記録し、オープニングでは徹夜組の行列ができるほどの人気だった。また、2011年に故郷ブリストルで開催されたストリートアートイベントで制作した巨大ミューラルは、多くの注目を集めた。

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Gotham Vandal Purple シルクスクリーン  2014年  税込715,000円

「ニック・ウォーカーと現代ア-ト展」開催概要

会期2022 年1月12日(水)~2022年1月18日(火) ※最終日は16時閉場予定
会場大丸心斎橋店 本館8階 Artglorieux GALLERY OF OSAKA
入場料無料