複数の作品群もリニューアルを経て、より没入的に
東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(チームラボプラネッツ)に、無数の光の塊が空中に浮遊する作品《生命は結晶化した儚い光》が新たに公開された。複数の光の作品群がリニューアルされ、身体ごと没入する体験が更に拡張した。
《生命は結晶化した儚い光》は、来場者が水に入って体験する没入空間にあり、無数の光の塊が空中に浮遊している。1つ1つの光の塊は、複数の色で構成され、それぞれの色の境界が固体のように明確に分かれている。自然界では見ることのない、固体のように色が明確に分かれた光の塊は、極限的な同期によって起こっており、同期は、同期現象の結果、つまり、秩序を持つ大きな構造を作り出す現象である、時間軸上の自己組織化の結果とも言える。
光の塊に触れると、見えていた部分は、とぎれもなく流れ続けているものの一部だと気がつく。生命は、はじまりもわからない過去から、一度もとぎれることなく流れつづけているエネルギーの連続体の中で、奇跡的に凝固した、儚い光の結晶のような現象なのである。
また、光の球体が埋め尽くす空間《変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色》や、光の彫刻群が無限に広がる《The Infinite Crystal Universe》ほか、複数の作品群も身体ごと没入する体験が更に拡張した。
《The Infinite Crystal Universe》は、光の点の集合で立体物が創られていく作品。来場者は「teamLabアプリ」で作品に参加し、来場者たちで作品を創ることができる。アプリから自ら選んだ星を投げ込むと、目の前にその光の彫刻が生まれ、それらの群によってこの作品空間は創られていく。今回は新たに5種類の光の彫刻を創れるようになった。
なお、チームラボプラネッツの開催会期を2023年末までとしていたが、好評につき2027年末まで延長することが決定した。