過去と現在が交差するユニークな視点

神宮前二丁目の路上アートギャラリー、Jinny Street Galleryで東京を拠点とするイラストレーターのパベル・シプキン個展「江戸コンビニ百景」が2025年4月11日(金) から 5月9日(金)まで開催される。本展では、精緻に描かれた掛け軸作品を通じて江戸時代の伝統と現代の東京のエネルギーが共存する世界を表現。コンビニという身近な存在を題材に、過去と現在が交差するユニークな視点を提示する。

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シプキンは、コンビニを単なる利便性の象徴ではなく過去と現在が交差する特別な空間として捉えている。描かれるコンビニの狭い通路や蛍光灯の光は、一見普通に見えるがその背後には深い意味をはらんでいる。そこは古きものが現代に息づく場所で、日常の中に溶け込んだ聖域でもある。シプキンの作品では、通路が人生の選択を、蛍光灯の光が都市の中の儚い輝きを象徴している。

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パベル・シプキン(Pavel Sipkin)

1988年生まれ。ロシア出身で現在東京を拠点に活動する建築家兼コンセプチュアルアーティスト。現在、隈研吾建築都市設計事務所と協力して活動している彼の作品は、現代のグラフィティと伝統的な日本の美学を融合させ、シュールで現実的なビジュアルの作品を生み出している。彼のアートは、伝統文化と現代の生活が交差する点を探求し、東京の進化するアイデンティティに対する新しい視点を提供している。

「江戸コンビニ百景」開催概要

会期2025年4月11日(金)〜5月9日(土)
会場Jinny Street Gallery
URLhttps://tinyurl.com/2sdvaac9