京都府がアートフェスティバル「ALTERNATIVE KYOTO−もうひとつの京都− 想像力という〈資本〉」を開催
京都府では、京都府域展開アートフェスティバル「ALTERNATIVE KYOTO−もうひとつの京都−想像力という〈資本〉」を、2021年9月24日から11月7日まで開催する。本フェスティバルは、2019年より地域文化に触れる新たな機会を創出し、観光誘客の促進・地域経済の活性化を図ることを目的に、「海の京都(府北部)」「森の京都(府中部)」「お茶の京都(府南部)」各エリアの歴史・風土・有形文化財・名勝・景観・豊かな自然・生活文化等を題材とし、京都府が日本博の一環として企画・運営を行なっているアートプロジェクト。
今年度は「想像力という〈資本〉」と題し、想像力を持つアートが新たな資本として来るべき社会を変えて行く可能性をテーマに、アートフェスティバルを開催する。地域文化と先端技術を組み合わせたデジタルアートによる空間演出や、地域文化資源発信型のアーティスト・イン・レジデンスを活用した現代アート作品展示によって、地域の文化資源の魅力を引き出し、国内外へ発信、観光インバウンドの拡充と地域経済の活性化につながる取組として実施される。
エリア別概要(6エリア)
京丹後市/海の京都(府北部)
エリアテーマ:「風景泥棒 3 -Landscape Rippers 3-」
会期:2021年9月24日(金)から11月7日(日)まで
場所:京丹後市内
参加アーティスト(5組〜):SIDE CORE/石毛健太(ISHIGE Kenta)/田中良佑(TANAKA Ryosuke)/鷲尾怜(WASHIO Ray)/BIEN 等
宮津市(天橋立エリア)/海の京都(府北部)
エリアテーマ:「天(アマ)への架け橋」
会期:2021年9月24日(金)から11月7日(日)まで
場所:天橋立公園内/天橋立公園内小天橋広場/元伊勢籠神社/丹後国分寺跡
参加アーティスト(6組): 平井真美子(HIRAI Mamiko)/長町志穂(NAGAMACHI Shiho)/原摩利彦(HARA Marihiko)/白木良(SHIRAKI Ryo)/ヤノベケンジ(YANOBE Kenji)/池田亮司(IKEDA Ryoji)
与謝野町/海の京都(府北部)
エリアテーマ:「シルクロード–Boundaries–」
会期:2021年9月24日(金)から11月7日(日)まで
場所:与謝野町内(旧加悦町役場庁舎) 参加アーティスト(1組):ANOTHER FARM
福知山市/海の京都(府北部)、森の京都(府中部)
エリアテーマ:「余の光–Light of my World–」
会期:2021年10月1日(金)から11月7日(日)まで
参加アーティスト(3組):三谷正(MITANI Tadashi)/山中suplex(Yamanaka Suplex)/ヒスロム(Hyslom)
南丹市/森の京都(府中部)
エリアテーマ:「南譚:介在する因子」
会期:2021年10月1日(金)から11月7日(日)まで
場所:南丹市内
参加アーティスト(6組):荒木悠(ARAKI Yu)/亀川果野(KAMEGAWA Kano)/黒木結(KUROKI Yui)/小山渉(KOYAMA Wataru)/山田春江(YAMADA Harue)/羊喘兒(YANG Qinhua)
八幡市/お茶の京都(府南部)
エリアテーマ:「H ŌJ Ō!なう」
会期:2021年10月1日(金)から11月7日(日)まで
場所:石清水八幡宮/松花堂庭園・美術館
参加アーティスト(5組):石川竜一(ISHIKAWA Ryuichi)/佐々木香輔(SASAKI Kyosuke)/藤生恭平(FUJIO Kyohei)/宮本一行(MIYAMOTO Kazuyuki)/島袋道浩(SHIMABUKU)
関連イベント
キックオフフォーラム「想像力という〈資本〉―来るべき社会とアートの役割―」(オンライン開催)
京都府域展開アートフェスティバル「ALTERNATIVE KYOTO –もうひとつの京都−」のキックオフとして、コロナ禍で変わりゆく社会におけるアートの役割を取り上げ、オードリー・タン(台湾ソーシャル・イノベーション担当デジタル大臣)等の基調講演や、科学、経済、人類学といった領域を超えた対話の場を開くパネルディスカッションから構成されるフォーラムが開催される。なお、本フォーラムは新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前収録による動画配信形式で実施。
フォーラム構成
- 基調講演 1
テーマ:「テクノロジー」という形の民主主義– Democracy as a form of《technology》–
登壇者:Audrey Tang(オードリー・タン/台湾ソーシャル・イノベーション担当デジタル大臣) - 基調講演 2
テーマ:人は誰もがアーティストである– Everybody is an artist –
登壇者:ラウリン・ウェイヤース/アーティスト、ライター) - パネルディスカッション
テーマ:来るべき社会とアートの役割
パネリスト:岩崎秀雄(アーティスト、生命科学研究者)/占部まり(内科医、宇沢国際学館代表取締役)/奥野克巳(マルチスピーシーズ人類学)モデレーター:四方幸子(キュレーター、批評家)
キックオフフォーラム(オンライン開催)詳細
名称 | 「想像力という〈資本〉―来るべき社会とアートの役割―」 |
配信日 | 2021年6月22日(火)から11月7日(日)まで |
開催形態 | オンライン(動画配信) |
参加者 | オードリー・タン/ラウリン・ウェイヤース/岩崎秀雄/占部まり/奥野克巳/四方幸子 |