世界中の人々がメタバース上で仏教音楽を体験
真言宗豊山派総本山・長谷寺とアソビシステム、MetaTokyoは、グローバル・メタバースプラットフォームDecentralandにて、日本文化を世界に向けて直接発信する実証実験を行った。Decentraland内のMetaTokyoエリアに、仏教音楽の一種である「声明」の公演動画を上映することで世界中から体験する事が可能になるメタバースならではの取り組みとなった。
上映する会場は、実在の建築や街をメタバース内に再現する所謂“デジタルツイン”とは一線を画し、黒一色で装飾が一切無いドームの中となり、メタバースならではの非現実的空間で仏教音楽による日本文化の真髄を体験できる。この実証実験を通じて、仏教から生まれた日本文化の世界へ向けての発信と拡大の可能性を検証し、今後更に拡大すると予測されているメタバースへ向けての取り組みを検討していくものとなる。
長谷寺
奈良県桜井市にある長谷寺は、真言宗豊山派の総本山。像高約10メートルの日本最大級の木造仏である本尊・十一面観音像をはじめ、多くの文化財を所蔵。本堂へと続く登廊は399段に渡る石段になっており、天井には楕円形の灯籠が吊られている。5月の牡丹をはじめ、四季折々の花が楽しめることから、「花の御寺」という別名としても有名。
声明について
「声明」とはお経に節を付けて唱える仏教音楽の一種。中でも真言宗豊山派の総本山長谷寺(奈良県桜井市)に伝承される「豊山声明」は歴史が古く、9世紀の初めに中国から伝えられた。「大般若転読会 ー 二箇法用付 ー」は、読む・語る・歌うの三種の声明曲で構成され、豊山声明の特色を遺憾なく発揮した躍動感あふれる荘厳な法会。
アソビシステム
“ブームを作ることよりも、カルチャーを創る。今の時代に発信すべき「アソビ」をもっと。“きゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤスタカ、増田セバスチャンなど、日本のポップカルチャーを牽引するアーティストを擁するカルチャープロダクション。アーティスト、モデル、アクター、クリエイターのマネジメント、音楽フェスをはじめとする様々なイベントの企画・制作、メディア運営、店舗事業、インバウンド・アウトバウンド事業など、原宿を拠点に国内外で幅広く展開する。
MetaTokyo
世界的なメタバース、NFTの盛り上がりと日本文化、エンタテインメントを、国内外のIP、ブランド企業、地方自治体などとの取り組みを通じて世界に向けて発信、事業化を行う。今後、MetaTokyoの保有するメタバースの土地において音楽 / エンタテインメント・フェスティバルの開催やライブ会場の建築、有名IPとのコラボレーション・プロジェクトや、デジタルファッション関連事業を展開する。