グッチの歴史とクリエイティビティを讃える特別展示

グッチはブランド創設以来100年以上にわたるアイコニックなデザインと革新を展示するエキシビション「Gucci Cosmos」を京都市京セラ美術館で2024年10月1日から12月1日まで開催する。本展は2023年4月の上海、10月のロンドンに続く世界巡回展の日本上陸を記念し、グッチの日本進出60周年を祝う特別な展覧会となる。

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Courtesy of GUCCI

歴史と未来をつなぐ京都の特別展示

「Gucci Cosmos」はグッチの創設地フィレンツェと長年にわたる姉妹都市関係にある京都、そして日本との深い結びつきを称え、特別なストーリーと演出で人々を迎え入れる。本展では1921年にフィレンツェで誕生したグッチの歴史とともに、創造的なデザインの進化を体験できるイマーシブな展示が展開され、来場者をブランドの過去、現在、未来をめぐる旅へと誘う。この展覧会ではグッチの歴代のクリエイティブ・ディレクターが手掛けた重要なアイテムや未公開のアーカイブを含む貴重な品々を通して、グッチのデザイン哲学や時代を超えたクリエイティビティがどのように進化してきたかを探求。さらに、京都市京セラ美術館の日本美術との対話を通じ、京都ならではの独自の視点を取り入れた展示を構成し、日本とグッチの文化的な共鳴を表現している。

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イマーシブな体験と展示空間

本展の展示デザインを手がけたのは英国の著名なコンテンポラリーアーティストであるエス・デヴリン。生み出されたインスタレーションはグッチのアーカイブ品が語るブランドの物語を独創的に解釈し、来場者にかつてない体験を提供する。入口で出迎える「Time Maze(時の迷宮)」では、グッチオ・グッチの創設からサバト・デ・サルノの現代に至るまでのタイムラインが映像とともに展示され、グッチのカリスマ性とデザインの系譜を立体的に表現されている。また、「Zoetrope(乗馬の世界)」では、グッチと乗馬の関係に焦点を当てた展示が展開され、馬蹄やホースビットなど、グッチのデザインモチーフがどのようにしてブランドの象徴となったかが紹介されている。

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グッチと日本の絆を祝う特別な展示ルーム

日本とグッチの深い結びつきにフォーカスしており、京都と日本文化への敬意を込めた特別な展示が用意されている。「Bamboo(バンブーの世界)」では、1947年に誕生したグッチの象徴的なバンブーバッグをテーマにした特別展示が展開され、ヴィンテージの「グッチ バンブー 1947」バッグと日本の伝統工芸の作家たちがコラボレーションしたユニークな作品が展示される。さらに、「Red Threads(グッチの絆)」では日本の伝承「赤い糸」にインスピレーションを受け、グッチの歴史を彩るさまざまなレッドのアイテムが過去と未来をつなぐ“fil rouge(赤い糸)”の役割を果たすカラーとしてのレッドの意味が強調されている。

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日本上陸60周年を記念するフィナーレ

グッチにとって2024年は日本市場での大きな節目の年となる。1964年に初めて製品が正式に紹介されて以来、グッチは日本の文化や美意識に深く共鳴しながら成長し、今年、東京タワーのライトアップやグッチ銀座ギャラリーでの特別展、京都西陣織の老舗HOSOOとのコラボレーションなど、さまざまなプロジェクトを通じて日本との絆を祝ってきた。そして今回の「Gucci Cosmos」展はプロジェクトの集大成として、長年にわたる日本とグッチのつながりを改めて讃えるものとなる。

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「Gucci Cosmos」展開催概要

日程2024年10月1日から12月1日まで
会場京都市京セラ美術館
URLhttps://tinyurl.com/2ab5dfkd